――心に残っているシーンはありますか?

テギョン「僕が個人的に面白いと思ったのは国会でフィリバスター(議事妨害)を発動するシーンですね。サンピルが25時間演説し続けるんです。そのシーンがすごく長くて……。演説を続ける先輩の姿に感銘を受けました」

――テギョンさんのセリフの中で気に入っているセリフはありますか?

テギョン「僕のセリフはほとんどの場合、20代を代弁するものが多かったです。『1回でもいいから就職して解雇されてみたい』そんなセリフもあったし、『政治なんかくだらない』など、反発心が強いセリフが多く印象に残っています」

――チョン・ジェヨンさんと共演して一番学んだ点は何ですか?

テギョン「撮影の時に一度先輩に、どうやってアドリブを用意するのか聞いたんです。そしたらアドリブは『感情のままに演じた時に自然に出てくるものだ』と言われました。用意したものは面白くないし、状況に合わないこともある。感情移入によって出てくる表現であるべきだとおっしゃいました。それを聞いて本当に役になりきっているんだなと感心しましたし、感情移入の大切さについて学びました」

――テギョンさんにとってこのドラマはどのような挑戦になりましたか?

テギョン「今回のドラマは一番気が楽でしたね。リラックスして挑めました。初めは緊張しましたが、現場の雰囲気がとてもよくて、今でも『ラスト・チャンス!』の共演者たちとは、時々連絡を取っています。そういうのは初めてですね。すごく和気藹々とした現場だったので今でも心に残っています」

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