田中美南(日テレ・ベレーザ) (c)J.LEAGUE PHOTOS 田中美南(日テレ・ベレーザ) (c)J.LEAGUE PHOTOS

『2016プレナスなでしこリーグカップ1部』準決勝のカードが決まった。A組1位・日テレ・ベレーザ×B組2位・浦和レッドダイヤモンズレディース、B組1位・ベガルタ仙台レディース×A組2位・ジェフユナイテッド市原・千葉レディースだ。

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3年ぶりに開催される同大会で、2大会ぶり4度目の優勝を目指す日テレはAグループを無敗で切り抜けた。6勝2分・勝点20。29得点1失点と圧倒的な強さを見せ付けた。FW植木理子が5得点をマークすれば、FW田中美南とMF籾木結花が4ゴール、MF隅田凜とMF阪口夢穂が3得点とどこからでも点が取れるのが強みだ。ジェフLは5勝3敗・勝点15で4勝2分2敗・勝点14の前回覇者・I神戸を振り切った。ジェフLは日テレには2戦2敗、I神戸とは1勝1敗ながら、4位・伊賀フットボールクラブくノ一、5位・コノミヤ・スペランツァ大阪高槻にキッチリ4勝。I神戸は日テレと2試合連続ドローを演じながら、ホームで迎えた開幕戦で伊賀FCに敗れたのが響いた。

一方のBグループ。ベガルタは堅守が光り、5勝2分1敗・勝点17で堂々の1位。2位争いは最終節までもつれた。3勝3分1敗の浦和と4勝3敗のAC長野パルセイロ・レディース、勝点12同士の直接対決が最終節に組まれた。15分、MF児玉桂子のクロスをFW泊志穂がヘッド一閃、AC長野が先制。その13分後にMF柴田華絵のスルーパスを受けたFW後藤三知が右足を振り抜き同点。34分にはMF筏井りさのフリーキックのこぼれ球をFW白木星が押し込み逆転。62分、DF坂本理保のパスに抜け出したFW横山久美が大会9ゴール目となる同点弾を決めたが、その後はスコアが動かず2-2のドローに。得失点差2で浦和が準決勝のキップを手にしたのだった。

『2016プレナスなでしこリーグカップ』決勝トーナメント準決勝は8月27日(土)に日テレ×浦和・柏の葉公園総合競技場(千葉県)、ベガルタ×ジェフL・三木総合防災公園陸上競技場(兵庫県)、決勝は9月3日(土)・味の素フィールド西が丘(東京都)にてキックオフ。3会場とも『2016プレナスなでしこリーグカップ2部』も同日開催。2部Aグループは7戦全勝でノジマステラ神奈川相模原が早々に準決勝進出を決め、勝点11のちふれASエルフェン埼玉、勝点10のニッパツ横浜FCシーガルズ、日体大FIELDS横浜が残り1枚の決勝トーナメントのキップを争う。Bグループは1試合消化ゲームが少ないセレッソ大阪堺レディースが勝点15で1位、愛媛FCレディースが勝点14、ASハリマ アルビオンが勝点13で続く。こちらも目が離せない。