高級料理「参鶏湯」が、980円で食べられる!
続けてもう一品肉料理を頼んだ。冷製の鶏肉、豚肉、牛肉がセットになった「発酵シャルキュトリー盛り合わせ」(小900円、大1680円)だ。
鶏肉は塩麹を、豚肉と牛肉は醤油麹に漬けたものを低温調理で仕上げてある。
ハムやベーコンのような風味なので、日本酒にも、ワインにも合いそうだ。
野菜も食べなければと思い、「自家製5色ナムル」(1200円)をオーダーした。
モヤシ、ニンジン、小松菜、ナス、キュウリのナムルが盛られている。塩麹や醤油麹などの発酵調味料とごま油でやさしい味付け。
なかでもナスが旨い。「ふにゃっ」としたナス特有の食感と、発酵調味料で味付けをした独特の風味。いいなあ、これ。好きになりそう(個人の感想です)。
「この料理は前菜として食べていただけると、より体にやさしいと思います」と鈴木さん。
韓国料理系のナムルに続き、「参鶏湯」も食べることにした。
参鶏湯は初体験。だって高すぎて、なかなか手が出ないでしょ、やっぱり。
そんな高級料理の参鶏湯も、この店では980円で提供。グツグツとおいしそうな音を立てながら、参鶏湯が登場した。
ネギなどの薬味の下に、細い鶏肉がたっぷりと泳いでいた。
あっさりしているが、濃厚で、奥深い味わい。噛まなくても飲み込めるのでは、というぐらい鶏肉はトロトロ。
「丸鶏にニンニク、朝鮮人参、塩も入れ、圧力鍋で作っています。仕上げに自家製米麹を加えることで、おいしくなるだけでなく、腸を活性化する効果もあります」
参鶏湯はクッパにもラーメンにもすることができる。滋味を含んだ参鶏湯が、体にすうっと入ってくる感じが心地よい。夏バテはもちろん、風邪をひいたときにもいいかもしれない。
「今日は朝から忙しくて、カラータイマーが切れそうだ」と思ったら、ランチメニューの「参鶏湯定食」(1000円)でドーピング。午後からの仕事に完全復帰できそうだ。