(5)「おいしくない」だけは言わせないで

子連れだって、特別なお休みの日には外食したいですよね。

ただし、外食では、私たち大人にとっても気をつけたいことがたくさん待っています。素敵なレストランの雰囲気をぶち壊しにするようなふるまいは避けたいものです。

岩下さんは、外食の前に、子どもに必ずお約束しておかなければならない件を紹介しています。

「これ、おいしくなーい!」だけは言わないで!! ということ。

このセリフをよく響く声で言われた日には、ママまでお料理の味が分からなくなってしまいそう。絶対守ってもらいたいお約束です。

(6)ブッフェ形式は一緒に回ろう

ブッフェ形式は、子どものテンションを一気に引き上げる魅惑のスタイル!遊園地のような開放感が漂っています。

残念ながら、ドタバタ走ったりお料理に素手で触ったり、ドリンクバーでジュースをあふれさせたり…と、はしゃいだお子さんが危険行為を犯しやすい場所でもあります。

ここでは、一人ではお料理をとりに行かないことをお約束しておきましょう。

お料理を並べているテーブルの高さは、子どもの身長では手が届きづらい場合もあり。ママが一緒に回るのが、安心で安全です。

あわててやりがち! ママの大胆行動にも要注意

親御さんも気持ちの余裕が持てなくなると、判断が甘くなってしまうことがあるもの。たまに、他人の目から冷静に見ると「ギョッ」とするような、大胆なことをしているママもお見かけします。

「子どもは騒ぐのが当たり前」をスローガンにして、店員さんからの注意を受けつけないなど、あまり開き直りすぎると“微笑ましさ”の目盛りが下がります。

小さい子どもがそんなにじっとしていられれるものではない、というのは間違っていないのだけれども、その価値観を押しつけてしまったら、周囲の理解や共感を得ることが難しくなります。

疲れてきて自分の判断力が落ちていないか、つい迷惑行為に走っていないかと、時々はふりかえってみて。

ただ、気をつけていても、小さいお子さん連れのお出かけでは思いがけないハプニングがつきもの。うまく行かなかったことも“珍道中エピソード”と思って、楽しめるといいですね。

見ていて何だか応援したくなるような、Love&Peaceな子連れが街に増えてくれることを願っております。

女性の生きにくさをちょっぴり軽くするコラムニスト。医療従事者向けの情報サイトでメディカルコミュニケーターを勤めたのち、『OKGuide』にて読者のあらゆる疑問・お悩みを解消に導くガイド記事を提供している。今や絶滅寸前の女子短大卒。