新製品の特徴を語る米国Parallelsのカート・シュマッカー シニア プロダクトマネージャー

パラレルス(下村 慶一社長)は8月23日、Mac用仮想化ソフト「Parallels Desktop 12 for Mac」を発売した。製品発表会では、デモンストレーションを交え、新機能や特徴を説明した。

パラレルスは、Mac上でWindowsを起動する仮想化ソフト「Parallels Desktop」シリーズを発売し、今年で10周年を迎える。最新版「Parallels Desktop 12 for Mac」は、macOS Sierraに対応し、パフォーマンスが最大25%向上。シンプルな操作で扱える20以上のツールやユーティリティをまとめた「Parallels Toolbox for Mac」を搭載し、MacでXbox ゲームのストリーミングやプレイを可能にするWindows 10 Xbox アプリケーションもサポートする。

パラレルスの下村 慶一代表取締役は「Parallels Desktopシリーズは、簡単にMac OSでWindows OSを使うことができる製品。新製品は、機能アップデートだけにはとどまらず、ユーザーが抱える課題を解決し、パフォーマンスも向上。製品として利便性の高い製品に仕上がっている」と語った。

製品発表会で、デモンストレーションを行った、米国Parallelsのカート・シュマッカー シニアプロダクトマネージャーは、「新しいユーザーにとって、どうWindowsを購入し、導入すればいいのか、という悩みに対し、『Parallels Desktop 12』を起動するだけで購入・インストールまで可能にした。スケジュールメンテナンス機能も搭載し、頻繁に行われるWindowsアップデートを、任意の時間で実行する事が可能なため、アップデートにかかる時間ロスをなくすことができる」と新機能を説明した。

ラインアップは、通常版、乗り換え版、3年期間更新版、5ユーザーライセンス版、大学生協版、USBメディア版(9月16日発売)の6種類。税込み価格は、通常版が8500円、乗り換え版が6480円、3年期間更新版が2万400円、5ユーザーライセンス版が3万7800円、大学生協版が6000円、USBメディア版が9500円。

同時に発売する「Parallels Desktop for Mac Pro Edition」は、1年期間更新版のみで、税込価格は1万800円。

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