トップリーグカップを中心に整列した16チームのキャプテンたち トップリーグカップを中心に整列した16チームのキャプテンたち

8月23日、『ジャパンラグビー トップリーグ 2016-2017』プレスカンファレンスが行われた。週末に開幕戦を控えた16チームの指揮官・主将が一堂に会した。

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史上初の4連覇に挑むパナソニックのロビー・ディーンズ監督は「今季を楽しみにしている。準備は万端。初戦で当たるヤマハ発動機はタフな相手」と警戒すれば、堀江翔太主将も「王者になるために一戦一戦フォーカスしていきたい」と意気込みを語った。

昨季プレーオフ決勝で、1点差で涙を呑んだ最多優勝5回の東芝は、「長丁場のリーグ戦。ここから一つひとつインパクトを残し、最後に一番上にいたい」(冨岡鉄平ヘッドコーチ)、「優勝するために一試合一試合戦っていきたい」(森田佳寿主将)と雪辱を誓う。

昨季はまさかの9位に沈んだサントリーは、沢木敬介新監督のもと、名門復活を期す。新指揮官は「ここ何シーズンも思うような結果を残していない。勝者のメンタリティを取り戻したい」と力強く語った。さらにキーマンにふたりのSHを指名した。2年目ながら主将に抜擢した流大と、日本代表51キャップの日和佐篤だ。「自分の良さを出して、サントリーのラグビーにつなげていけばいい。流には流の、日和佐には日和佐の良さがある。ふたりとも2019年には間違いなく日本代表にいる選手。ふたりのコンペティションが、そのままチームのコンペティションになる」(沢木)。

また、『リオ五輪』セブンズで主将として日本代表をベスト4に導いた桑水流裕策(コカ・コーラ)は「やってきたことは裏切らない。NZ戦がそう。いい準備をすればいい結果がついてくる。『トップリーグ』でも実践したい」とチームの目標のベスト8にターゲットを定めた。

ヤマハ発動機・清宮克幸監督はV3王者に宣戦布告。「パナソニックに勝って優勝できないのと、パナソニックに負けて優勝のどちらかを選べるなら、前者を選ぶ。パナソニックに勝ちたい」とぶち上げたのだ。

清宮監督の覚悟を聞いた堀江は「何か言われるだろうと思っていたけど、さすが清宮さん。気合が入りました。(今季は総当りリーグ戦になるため)パナソニックはスロースターターなので、頭からしっかり試合をしていかないといけない」と気を引き締めた。

『トップリーグ 2016-2017』開幕カードは8月26日(金)・パナソニック×ヤマハ・秩父宮、サントリー×近鉄・ヤンマー、8月27日(土)・リコー×NEC・東芝×クボタ・秩父宮、Honda×サニックス・トヨタ自動車×豊田自動織機・パロ瑞穂ラ、神戸製鋼×NTTコム・ユニバ、コカ・コーラ×キヤノン・うまスタ。チケット発売中。