鈴木英哉 写真:石渡憲一
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アンコールのオーラスに鳴らされたのは、最新シングル『祈り~涙の軌道』だった。昨年の東日本大震災を経て、Mr.Childrenが最初に描く新たな音楽の物語。それが、『祈り~涙の軌道』という楽曲だ。この楽曲が今回のツアーの最終曲に位置づけられた意味を思った。この日、どの楽曲もイントロが鳴らされた時点で数万人分の大歓声が上がった。それは、大袈裟ではなく、Mr.Childrenの楽曲がオーディエンスの人生と同化してきた証である。

しかし、彼らはこのツアーを、ひいては2012年をお祝いムードだけでは終わらせるつもりは毛頭なかったのだ。むしろ日本全体にとって、あまりに大きなターニングポイントとなった2011年を経て、過去最高にタフなモードで音楽と向き合う覚悟でいる。その覚悟はまた、新たな色褪せることを知らない音楽を生むエネルギーとなるだろう。それが、Mr.Childrenというバンドの生き方である。

 


関連リンク
Mr.ChildrenライブツアーFacebookキャンペーン  [ http://sp.ure.pia.co.jp/mrchildren/map ]
Facebookタイムラインアプリ「Mr.Children's memories」  [ https://www.facebook.com/piaTimelineMrchildren/app_349174161792862 ]
【音楽】レポート:東京ドームに響いたMr.Childrenの今と未来  [ http://ure.pia.co.jp/articles/-/6405 ]

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