『神様の思し召し』(C)Wildside 2015

目に見えるものだけを信じる医師と、見えないものこそ信じる神父。ひょんなことから出会った正反対のふたりが巻き起こす騒動を描いたイタリア映画『神様の思し召し』の本編映像の一部が公開になった。本作は昨年の東京国際映画祭で観客賞を受賞したヒューマン・コメディだ。

『神様の思し召し』/本編映像の一部公開

医師として“人々を救ってきた”天才心臓外科医のトンマーゾと、神父として“人々を救ってきた”ピエトロ神父。ある日、医大に通うトンマーゾの息子が「神父になりたい」と言い出したことをきっかけに、彼らは出会うが、何から何まで真逆のふたりは対立する。

このほど公開になった本編映像の一部は、トンマーゾが息子をそそのかしたピエトロ神父の正体を暴こうと教会を訪れるが、気づくと教会の修繕を手伝わされているというシーン。トンマーゾ役は『赤いアモーレ』のマルコ・ジャリーニ、ピエトロ神父役は『ローマ、恋のビフォーアフター』のアレッサンドロ・ガスマンと、それぞれイタリアを代表する演技派が演じている。

医師としての腕はピカイチだがプライドが高く、歳を重ねるうちに傲慢で毒舌になり、周りからはケムたがられていトンマーゾと、前科者で型破りなピエトロ神父。住む世界の違うふたりに芽生えたまさかの友情の行方は? 本作は陽気で素敵な人生賛歌になっている。

『神様の思し召し』
8月27日(土)シネマカリテほか全国順次ロードショー