美容家電「Philips Beauty」の新製品

フィリップス エレクトロニクス ジャパンは、美容家電「Philips Beauty」ブランドの新製品として、家庭用美顔器の敏感肌用モデル「ビザピュア アドバンス センシティブキット(SC5363/10)」、限定カラーの電動洗顔ブラシ「ビザピュア(SC5275/38)」、超音波美顔器「ビザブースト(SC2800/20)」を、小泉成器を通じて9月上旬に発売する。

「Philips Beauty」は、1962年にドライヤーからスタートし、50年以上の歴史をもつ。日本市場には、2013年に本格参入した。最先端のテクノロジーや研究成果を生かした開発だけでなく、デザインやインターフェースを重視し、独自のブランディングを行っているのが特徴だ。

日本での事業は順調に育っており、フィリップスの調べでは、金額ベースで2年連続の2ケタ成長を達成。マーケティングの鈴木英里子マネージャーは「欧米で人気の洗練されたラインアップを販売するだけでなく、日本発で開発した製品も増加している」と、日本市場のプライオリティの高まりについて言及した。

今回、発表した新製品もその一つ。キーワードは“敏感肌”だ。世界中の多くの女性が抱えている悩みだが、何をもって敏感肌とするか、明確な定義は決まっていない。フィリップスは、4年の歳月をかけて、“客観的な視点”と“主観的な視点”の双方から研究。敏感肌に対する有効なアプローチを追求した。

その結晶といえるのが、音波振動と回転数、洗顔時間を最適化した新ブラシを採用した家庭用美顔器「ビザピュア アドバンス センシティブキット」だ。

より肌にやさしい新ブラシに加えて、タッピングヘッド、フレッシュアイヘッドの三つのアタッチメントが付属。一台で「洗顔・エステ・目元ケア」の三役をこなし、総合フェイスケアができる。従来モデル同様、付け替え用ヘッドはNFCによる自動認識機能を搭載。ヘッドに合わせて、回転と音波振動を自動調整する。価格はオープンで、実勢価格は3万800円前後の見込み。

プロダクト担当のビューティ カテゴリーマーケティングの鍛冶いく美マネージャーは「電動の美顔器や美顔ローラーに消費者が期待しているのは、“手ではできないスキンケア”ができること。サロンのテクニックに発想を得て、一台で“落とす・潤す・引き締める”を実現した」と新製品を紹介した。

洗顔ブラシ「ビザピュア」シリーズからは、コパーブロンズカラーとヒョウ柄でエレガントに仕上げた数量限定モデルもラインアップ。ブラシはノーマル肌用と敏感肌用が付属する。価格はオープンで、実勢価格は2万3800円前後の見込み。

“肌の乾燥”に着目したのが超音波美顔器「ビザブースト」。超音波による微細な振動で、化粧水や美容液のスキンケア成分の角質層への浸透を促す。第三者機関の試験では、使用前と比較して、皮膚水分量が約32%、皮膚弾力性が約7.5%増加したという。価格はオープンで、実勢価格は2万800円前後の見込み。

発表会では、国内外のモデルや女優のメイクアップアーティストとして活躍する早坂香須子氏が登場。新製品を使用したデモンストレーションを披露した。普段からメイクアップにフィリップスの美容家電を使用しているという早坂氏。「メイクしたモデルからどこの美容家電か聞かれることも多いです。なかにはすぐに買いに走る方も」と、プロも認める美容効果の高さについてコメントした。

一般的な美顔器は、敏感肌だと赤みが出てしまうこともあるが、「ビザピュア アドバンス センシティブキット」なら影響はほとんどない。元看護士で医学の観点からも美を追求する早坂氏も、肌へのやさしさを高く評価した。