池上彰氏(左)と有働由美子アナウンサー

 ザ・プレミアム「世界プリンセス物語~愛される理由とは~」の取材会が27日、東京都内で行われ、番組の司会を務めた有働由美子アナウンサーとジャーナリストの池上彰氏が出席した。

 番組は、国民から愛される王妃たちの人気の秘密を、ヨーロッパの文化や王室から分かりやすく解き明かしていく。

 番組の中で特に“共感を持ったプリンセス”について尋ねられた有働アナは「共感するにはあまりにも美し過ぎるし、輝かしくて」としつつも、「ただ、プリンセスの皆さん、首が長いというのがあり、そこはちょっと(自分と)共通してるなって思いました」と語り、笑顔を浮かべた。

 有働アナが「番組内でも、どこの国なら私が(プリンセスとして)行けるかなって、共通点を探して…」と語ると、池上氏は「(今回)取り上げられた王室以外にも独身の王子や皇太子がたくさんいらっしゃると思うので」と返した。

 また、有働アナに一番近いプリンセスとして、ニュースキャスターからプリンセスになったスペインのケースを挙げた池上氏は「彼女は世界中を取材してキャスターになり、皇太子がその美貌をテレビで見てファンになったんです。そういうパターンは(有働アナにも)これから有り得るのかなと思う」とコメント。

 これには有働アナも「そんな適当なことを言うと池上さんの信頼性が…。大丈夫ですか?」と心配して笑いを誘った。

 さらに、番組のテーマともなる“愛”について尋ねられた有働アナは「この番組でもそうですが、プリンセスになるためには、まずプリンスから愛されなければならないわけじゃないですか」と切り出し、「(私は)愛を求め過ぎたのかな。“愛されること”をもっと考えればよかった。自分主導過ぎたのかなと今回思いました」と意味深なコメントを。

 続けて「“愛とは愛すること”とよく言いますが、やっぱり“愛されること”なんじゃないかなと。愛というと、自分が一生懸命愛さないと生まれないと思っていたんですが、今回の番組を見て、まず愛された方がいいだろうって。そのためには何が必要かという分析が自分の中に足りないので、これからやっていこうかなと思います」と語った。

 それでも最後は「愛は分からないですね。来世で探し求めようと思います。今世はもう諦め気味ですね」と苦笑いの有働アナ。池上氏が「未来は変えられるって(番組内でも)あったじゃないですか」とフォローした。

 番組はBSプレミアムで9月17日、午後9時から放送。