村上虹郎(左)と森崎ウィン

 ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」囲み会見が29日、東京都内で行われ、俳優の村上虹郎と森崎ウィン(PRIZMAX)が出席した。

 本作は、世界中で再演を重ねている名作ミュージカルの日本キャスト版。現在上演中の「Season1」には、宮野真守らが出演。来年2月から上演される「Season2」では主役のトニーを村上と森崎がWキャストで演じる。

 村上は、出演する心境を問われると「本当に僕でいいのかなって。ウィンくんは歌も踊りもやっているけど、僕は歌も踊りもミュージカルも本当に初めて。『Season1』で宮野さんが演じている姿を見て、少しずつ実感が湧いてきたところ。ヤバいなと。でも頑張るしかない」と語った。

 舞台初主演となる森崎は「決まったときにはうれしさもあったけれどプレッシャーもあった。世界中で愛されている作品だからこそ、日本版キャストに選ばれるのは名誉であるのと同時に重みを感じます」と明かした。

 また、作品の内容にちなみ「もし禁断の愛に直面したら?」と尋ねられた森崎は「29歳になりますと、やはり勢いだけじゃいけないな、とか、こういうことをすると事務所に怒られちゃうな…とか、いろいろ考えちゃうけど、やっぱり人間なので本心、本能に従いたいと。貫きます」と回答した。

 村上は「(舞台の)パンフレットの中で演出家の方が『トニーとマリアに必要なのは、素直であること』と言っていた。それに従います」と森崎に同調した。

 さらに「一目ぼれの経験」を問われると、村上は「割とそっち派です。それだけではないけれど、最初に出会った瞬間から好きか嫌いかは何となく分かっていて、そこからアプローチまでに時間がかかるタイプです」と告白。

 森崎は「一目ぼれはするのですが、意外と(自分からは)いけない。トニーとは違います」と明かした。

 舞台は2020年2月1日~3月10日、都内・IHIステージアラウンド東京で上演。