■カバーアルバムのここに注目!


カバーでの人気曲「ロマンス」。ちなみにPENICILLINは今年で結成20周年。それを記念したベストアルバムも発売中です。
90年代のV系を代表する曲のひとつPENICILLINの「ロマンス」は、もはやV系カバーの定番と呼んでいいと思います。居酒屋に入ったらとりあえずビール、V系カバーといえばとりあえず「ロマンス」というくらいの勢いで、たいていのカバーアルバムに入っています。

そんな愛されソング「ロマンス」ですが、やはりカバーする側によって全く違う曲に聞こえたりします。たとえば「CRUSH!」に収録されているアンドのカバーと、「Visualist」収録のインザーギのカバー、「Counteraction」収録の樹威のカバーでは印象が全く違います。まさに生まれ変わるメロディー。
そしてSIAM SHADEの「1/3の純情な感情」もカバーされる率が高いですね。「ロマンス」同様、90年代アニメソングとしても有名だからでしょうか。こちらの場合はみなさん元の楽曲をリスペクトしつつ手堅くまとめている印象を受けます。

カバーする楽曲によって傾向が違うので、こういった点で聴き比べてみるのもおもしろいと思います。