7月3日の2016Jリーグ YBC ルヴァンカップオープンドローに参加した選手たち 7月3日の2016Jリーグ YBC ルヴァンカップオープンドローに参加した選手たち

『W杯 アジア最終予選』がスタートする前夜、『2016Jリーグ YBC ルヴァンカップ』が決勝トーナメントに突入する。10月15日(土)・埼玉スタジアム2002での決勝を目指し、グループステージを勝ち残った4チームと『ACL』出場でシードされた4チームの計8チームが準々決勝でホーム&アウェイ戦を繰り広げるのだ。

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準々決勝のカードは横浜F・マリノス×大宮アルディージャ、ガンバ大阪×サンフレッチェ広島、浦和レッズ×ヴィッセル神戸、アビスパ福岡×FC東京。それぞれの戦況を紹介したい。

横浜FM×大宮は、リーグ戦では2試合とも1-1で終わっている。1stステージ第16節では67分にFW家長昭博のゴールで大宮が先制したが、90分にコーナーキックから頭でつながれ、DF下平匠に同点弾を許した。2ndステージ第6節も68分にMF泉澤仁がファインゴールを決めながら、92分にFWカイケのクロスをDFファビオが頭で叩き込まれた。『ルヴァン杯』はリーグ戦の決着の場となる。

G大阪×広島は、昨季の『CS』決勝の再現となる。『CS』では広島が1勝1分で3度目のリーグ制覇を果たしたが、『天皇杯』準決勝ではG大阪がリベンジ。『スーパー杯』では、広島が3-1で完勝した。今季のリーグ戦では3-1、1-0でG大阪が連勝している。ちなみに『2014 ナビスコ杯』決勝でも両軍は激突し、3-2でG大阪が栄冠に輝いた。ここ1年間の対戦では3勝1分3敗の五分。好試合の予感が漂う。

浦和×神戸は2ndステージ第10節からの3連戦となる。先勝したのは神戸だった。浦和に対し、”ミラーゲーム”を仕掛けた。システム変更とカウンターがズバリと決まり、2-1で神戸が勝利した。3連勝で2ndステージ5位に浮上した神戸と、川崎フロンターレとの首位決戦に続き連敗となり、『ルヴァン杯』ではGK西川周作、DF槙野智章(負傷で辞退)、遠藤航、MF柏木陽介の日本代表組を欠く浦和。浦和は逆風を跳ね返せるか。

FC東京×福岡は、FC東京有利とは言い切れない。福岡は3勝7分17敗とリーグ戦最下位にあえいでいるが、FC東京に対しては今季連勝を飾っている。1stステージ第9節では試合終了間際にPK献上のピンチに見舞われながら1-0、2ndステージ第3節でも後半アディショナルタイムにDF濱田水輝のゴールで2-1と逆転。ただ、福岡は8月25日に磐田戦、28日に『天皇杯』を戦う過密日程となった。勝負の綾となるのは相性か、疲労度か。

『2016ルヴァンカップ』準々決勝第1戦は8月31日(水)、大宮×横浜FM・NACK5スタジアム大宮、広島×G大阪・エディオンスタジアム広島、神戸×浦和・ノエビアスタジアム神戸、FC東京×福岡・味の素スタジアムにて開催。第2戦は9月4日(日)にキックオフ。準々決勝のチケットは発売中。