IoTに対応したネスレのコーヒーマシン

ネスレ日本は8月26日、Bluetoothを搭載し、IoT(モノのインターネット)に対応した新型コーヒーマシン「ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ i[アイ]」を10月1日に発売すると発表した。高岡浩三代表取締役社長兼CEOは「当初は9月の予定だったが、注文が多く、発売を1か月延ばした」と話すほど、注目の一台となりそうだ。

高岡社長は「今や日本の家庭の大半は1人か2人世帯。4人家族は少数派だ。家族みんなでコーヒーを飲む機会は減り、一杯ずつで十分になっている。同じ家に住みながら、生活時間が合わずバラバラになりがちな家族や、離れて暮らす家族とコーヒーを通して今以上にコミュニケーションができるのではないか」と新型コーヒーマシンを市場投入する背景を語った。

「バリスタ i」は、Bluetooth機能を搭載し、スマートフォンと連携することでさまざまなサービスが利用できる。無料の専用アプリ「ネスカフェ アプリ」をインストールすることで、コーヒーの量、水の量、泡立ちを自由にアレンジして、いつでも自分の好みに合ったオリジナルレシピが楽しめる。またお気に入りに登録しておけば、自宅だけではなく職場の「バリスタ i」でも同じように対応できる。

スマートフォンからコーヒーを抽出する指示を送ったり、離れて住む家族がコーヒーを入れたことをアプリを通じて知ったり、ポイントを貯めたりすることができる。

税別価格はレッドとホワイトが7389円、プレミアムレッド、ピュアホワイト、ウッディブラウンが8315円。

高岡社長は、「今回の『バリスタ i』は初代モデルで、我々が目指しているゴールではない。将来的にはすべてIoTでつながるモデルへ置き換わる」と話した。