例えば、「マッチョの国からやってきた王子様」。王子?と首をかしげる方もいるかと思いますが、これはサラサラヘアーでえくぼが印象的な棚橋弘至選手のこと。

棚橋選手はリングアナのコールに合わせて、右手の親指と人さし指を上に向けます。これはいわゆる「逸材ポーズ」。「みなさん、愛してま〜す!」「まぁ、俺のかっこよさは反則だけど」と、さらっと言いのける選手です。また、試合後には得意技・エアギターを披露することもあります。

続いて、「指先の動きで観客を魅了する!プロレス界のセクシィー部長」と称される中邑真輔選手。なぜ、指先かというと、その動き方が官能的なのです。

大学時代にはレスリング部と美術部をかけもちしたことがあるからか、独特な指の動きで相手選手を惑わします。また、「OK!」の意味であるかけ声、「イヤァオ!」も有名。何が何だかよくわかりませんが、とにかく個性的なのです。

また、その見た目のいかつさとのギャップで女性を虜にするのが、テレビ番組『スッキリ!!』でスイーツ紹介などをする真壁刀義選手。見た目では「男の中の男」といった雰囲気を醸す真壁選手。首にぶら下がる約8kgのチェーンはその象徴と言えるでしょう。清野さんも「まさしく、男らしさが毛穴からあふれ出る肉体派」と紹介しています。

しかし、その反面、甘党という姿も見せる真壁選手。甘党プロレスラー、なんか可愛いですね。ブログもまめに更新しているようです。

他にも、「スターの条件がすべて揃った富裕層の代表格」のオカダ・カズチカ、「キリッとした武将顔!まさに闘う真田広之」の後藤洋央紀、「技の技術点は満点!格闘ゲームの世界を現実にする!」飯伏幸太など、清野さんの独特なキャッチコピーと共に多くの選手が紹介されています。同書をめくっていると、個性的な選手が多いことがよくわかりますね。

確かにエンタメ性の高そうな現在のプロレス界。実際に足を運んでみると想像以上に萌えるかもしれませんね。

まずは「観るスポーツ」として、プロレス会場に足を運んでみてはいかがでしょう。想像の斜め上をいくエンターテインメントがそこにあります。