『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』

『ハリー・ポッター』の新シリーズ『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が11月から公開になる。“ハリポタ”の主人公はメガネをかけた純粋な少年が主人公だったが、新シリーズの主人公は精悍なルックスからは想像もできない少し“おっちょこちょい”で人見知りな学者で、魔法の世界だけでなく、人間の世界も救うために奔走するという。

『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』

本作は、ハリー・ポッターやハーマイオニーたちがホグワーツ魔法学校の授業で使っていた教科書“幻の動物とその生息地”を編纂した英国人で魔法動物学者のニュート・スキャマンダーが主人公。日ごろ、魔法動物は魔法使いが見えないように魔法をかけているため、人間には見えないが、ニュートは彼らを心から愛し、その実態を調査している。

物語は、1926年のニューヨークで、ニュートの運んでいたトランクに入っていた魔法動物がカバンの外へ逃げ出したことから始まる。人間の世界に魔法動物が放たれたため、街はパニックに。ニュートは、ティナとクイニー、人間のジェイコブの協力を得て、このパニックに立ち向かう。“ハリポタ”シリーズは基本的に魔法の世界での出来事を描いてきたが、新シリーズの“ファンタビ”でニュートは魔法の世界だけでなく、人間の世界の危機も救わなければならないようだ。

ちなみに主人公のニュートは、“愛すべき変わり者”で、魔法動物についての知識を持ち、様々な魔法を使えるが、人間とよりも魔法動物と一緒にいる方が気が楽だそうで、本作を手がけるデイビッド・イェーツ監督は「ニュートはビーストに夢中で、ビーストに関する事実を集めているんだ。僕もカメラとレンズに夢中になったから何かに夢中になる人の気持ちを理解できる」という。

ニュート・スキャマンダーが一体、どんな人物かは映画が完成するまでわからないが、カッコいいのにツッコミどころのある、オクテなのにヒーローの素質がある愛すべきキャラクターになりそうだ。

『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』
11月23日(水・祝) 全国ロードショー

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