ワコムは9月1日、書いたメモを簡単にデジタル化できるスマートノートパッドの新製品「Bamboo Slate」「Bamboo Folio」を10月下旬以降に発売すると発表した。ユーザーのニーズに応え、持ち運びに便利な薄型タイプを新たに追加する。

Bambooは、パッドにセットした紙に書いた文字や絵を、Bluetooth経由でスマートフォンなどに転送できるデジアナ文具。付属のスマートペンの筆圧と位置情報をパッド上で感知する仕組みだ。データは本体に保存できるほか、オンラインストレージでも管理できる。

名刺や書類を入れるポケットがついたカバー付きの「Folio」は、従来機種と同じA4サイズ。クリップボードのような形状で薄型の「Slate」は、A5サイズの「small」とA4サイズの「large」の2サイズをラインアップする。

どちらも、パッドに設置できる紙の厚さを従来機種の5ミリ以下から8ミリ以下に拡大し、エクスポート形式で新たにPNGを選べるようになったほか、アプリの機能に、書いたメモをリアルタイムに表示するライブモードを追加した。

従来機種からの仕様変更では、側面にあって分かりにくかった電源ボタンをなくし、本体のマルチファンクションボタン1つで簡単に操作できるようにした。スマートペンは、材質をアルミからマット仕上げに変え、なくしやすいキャップを廃止。持ちやすいように、形状も丸型から三角型にした。対応機種は、iOS/Android搭載した端末。バッテリの駆動時間は8時間。

ワコムストア参考価格は、税別で「Bamboo Slate, Small(A5サイズ)」が1万5000円、「Bamboo Slate, Large(A4サイズ)」が1万8000円、「Bamboo Folio, Large(A4サイズ)」が2万3000円。