セ・リーグでは広島が順調にマジックを減らし、パ・リーグではソフトバンクと日本ハムが熾烈な首位攻防戦を繰り広げる中恐縮だが、侍ジャパンの話である。来年の『WBC』を見据え、侍ジャパンが11月10日(木)から東京ドームで、メキシコ代表、オランダ代表との4連戦に臨むのだ。

侍ジャパン強化試合 チケット情報

今回の強化試合では『WBC』公式球を使用する。DH制を採用するとともに延長10回以降はタイブレークを実施するなど、『WBC』仕様の戦いとなる。また、メキシコ代表もオランダ代表も侍ジャパン戦に向けて、メジャーリーガー招聘に動いているという。各国とも来年3月の本番を見据え、本気の姿勢を見せているのだ。

7月の記者会見で、小久保裕紀監督は「来年の『WBC』に向けて、最後の前哨戦。オランダ、メキシコもいいメンバーが集まると聞いている。そのメンバーに負けないメンバー編成で戦いたい」と意気込みを語った。さらに「3回目に世界一になれなかった。目標は2017年の『WBC』で世界一を奪還すること。その目標に向けて、残りの日々を精一杯準備していきたい」と続けた。

初代表の可能性がある選手について問われると、指揮官は鈴木誠也(広島)と千賀滉大(ソフトバンク)の名を挙げた。「平田(良介・中日)に次ぐ右の外野手が代表チームの課題。その中で鈴木は前半の活躍が光るものがあった。千賀は、今年から先発に回り、非常にいい投球をしている」

記者会見に登壇した日本代表4選手は、次のように抱負を語った。
「これだけのメンバーの中でプレーできるというのは本当に光栄なこと。誇りを持って戦いたい」(巨人・坂本勇人)
「やるからにはやっぱり一番を目指してやらなければいけない。しっかり準備して戦えるようにしたい」(日本ハム・中田翔)
「やるからには世界一を目指したいし、結果にこだわって勝利に貢献したい。最後まで集中してがんばる」(ヤクルト・山田哲人)
「このユニフォームを着るからには、しっかりと責任感を持ってプレーしたい。世界一を取れるようにがんばりたい」(日本ハム・大谷翔平)

侍ジャパン強化試合は11月10日(木)・11日(金)にメキシコ戦、12日(土)・13日(日)にオランダ戦を東京ドームにて開催。11月10日(木)・11日(金)のメキシコ戦では、侍ジャパン応援マフラー来場者全員にプレゼント。チケットは9月3日(土)昼12時から9日(金)午後11時まで先行先着販売、9月10日(土)午前11時より一般発売。4日間通し券は本日2日(金)午後11時まで販売。