これを機に、「周りの人からなんども褒められて、バンド部に入ることにしました」というテイル。バンド部では、もちろんボーカルを担当していた。

「年に1、2回学園祭でみんなの前で公演したり、学校行事のオープニングを飾ったりしていました。だから結構有名で、全校生徒が僕を知っていたんです。男子校だったのですが、人気もあったんですよ。よくカバーしていたのは、Flower先輩の曲とか、BUZZ先輩の『Funny Rock』とか。盛り上がる曲が多かったです」

バンドにのめり込んだテイルは、次第にボーカルレッスンに通いたいと思うように。しかし、テイルの歌を聴いたことがない母親には猛反対されたそうで……。

「『区で開催される歌の大会で1位になったら、ボーカルスクールに通わせてくれる』と母が言うので、大会に出てみたら1位になっちゃって。賞品はテレビでした。テレビはうちにもあるので、近くの老人ホームに寄付しました」

その自信の程を訊ねてみると……?

「自信ですか? 正直、ありました(笑)。だって僕が一番うまかったですもん」

本格的に歌を始めることになったテイルは、このあと自然な流れで歌手を目指すように。あの時友達とカラオケに行っていなかったら、今のテイルはいないかも? 高校時代のお友達に感謝しなくちゃ、ですね!

次回は、テイルの○○な部分が明らかに!? 第2回もお楽しみに。

▼Block B(ブロックビー)
英語のBlockbuster(=大旋風を巻き起こすもの)に由来する韓国人男性7人組アーティスト。メンバーは、テイル、ビボム、ユ グォン、パクキョン、ジコ、ジェヒョ、ピオ。2011年4月にシングル『Do U Wanna B?』で韓国デビュー。ウィットやジョークのあふれる少々いきすぎた言動から“悪ガキ”とも例えられている。デビュー時からジコがプロデュースに参加し、 メンバー自らプロデュース及び作詞作曲を手掛けるセルフプロデュース型アイドル。時代を映す歌詞、独自のグルーヴとキャッチーなサウンド、そしてユーモラ スなダンスでブレイク。個性的なファッションは韓国のファッションアイコンとも。ウィットに溢れるトークセンス、7人7様の魅力あふれるキャラクターで人 気を集めている。日本では、2015年1月に『Very Good (Japanese Version)』でデビュー。2016年10月26日に日本初アルバム発売。
Block B日本公式サイト:http://www.block-b.jp/

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K-POPライター。90年代に“韓国アイドルの元祖”H.O.Tにはまり、2001年から5年間の韓国留学。留学中に日本で起こった韓流ブームにのり、韓流ライターや韓流番組のMCとして活動。帰国後は、ライター業や翻訳家業を中心に活動。得意分野は、K-POP史と新人K-POPグループの青田買い。

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