(左から)根本和政監督、前田航基、小西成弥

 映画『バニラボーイ トゥモロー・イズ・アナザー・デイ』の初日舞台あいさつが3日、東京都内で行われ、出演者でジャニーズJr.内のグループSixTONES(ストーンズ)のジェシー、松村北斗、田中樹のほか、小西成弥、前田航基、根本和政監督が登壇した。

 本作は、海のない栃木県でサーフィン部に所属する高校生とその仲間たちとの青春SFドラマ。

 ジェシーは「若い人から大人の人も楽しめる作品。いい意味でくだらなくて、何か心にグッと来る瞬間があると思うのでぜひ皆さん楽しんでください」とアピール。「ヒットすると2、3もできると思うので、皆さんぜひ盛り上げてください」と観客に呼び掛けた。

 舞台あいさつでは、昨年の4、5月に行われた沖縄ロケでの撮影エピソードのほか、高校生という役柄にちなみ、“楽しい学校生活を送るコツ”についてもトークを展開した。

 小西が「文化祭や修学旅行などのイベント行事的なものを積極的に楽しむこと」とアドバイスを送れば、ジェシーも「とにかくいろんな友達を作って。北斗さんは、友達は2人しかいませんでしたけど」と松村の学生時代のエピソードを披露した。

 これに松村は「2人で十分でしょ。俺はそう、友達2人ですよ!」と開き直ると、「その2人を俺は完璧に信じ切っていました。根拠がなくてもなんか仲良くなったんだし、俺が2人だと言うんだから、相当俺の中で何かがあるんだと思う。2人を信じ切っていて、(学生時代は)楽しかった」と主張した。

 一方、松村と同じ高校だった田中に、ジェシーは「一緒にいなかったの?」と質問。田中は「(行動は)全く別だった」としつつ「俺は本当に広く浅くパターン。みんな顔見知りで『おお!』と声を掛け合うような友達。でもプライベートで遊ぶほどでない、みたいな」と述懐した。

 それでも、松村と田中は学校の食堂で食事を共にすることはあったそうで「何回も一緒に食ったよね」と2人は顔を見合せた。これにジェシーは「俺、誘われてないんだけど…」とポツリ。2人から「おまえ、学校違うだろ!」と突っ込まれた。

 また、自分ならでは習慣を問われたキャストたち。田中は「自分の持ち物にめっちゃ自分の名前を書きますね。高校のローファーとかパンツとかにも書いていました」と回答。

 松村に関しては、ジェシーが「あるでしょ。読書。それとおいしそうにみそ汁を飲む」と勝手に答え、「それ習慣?」と苦笑いする松村に、ジェシーは「本当にうまそうに飲むんだよ。CMを彼にやらせたい。俺がプロデューサーやるから」と笑わせた。

 一方、当のジェシーは「すぐ駄じゃれをやるところ」と自己分析。早速、即興の駄じゃれを求められると「おまえら、今日は敵だな!」とボヤきながらも「初めまして。私、イワシ、たわし、ごしごし」と披露し、会場を笑いに包んだ。