【漫画】マニア屈指のミリタリーアクション『ヨルムンガンド』

『ヨルムンガンド』(高橋慶太郎/全11巻)をご紹介。銃器を使った過激なシーンが多いことから放送中のテレビアニメでは賛否が分かれるも、クオリティの高いその内容は必見です。

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小学館のサンデーGXで連載され、現在テレビアニメ放送中の『ヨルムンガンド』が何かと話題だ。銃器を使った過激な殺害シーンが多いことで、BPO(放送倫理・番組向上機構)に視聴者からの批判意見が寄せられ、その賛否を巡ってネット上で議論がかわされたのがつい10日ほど前の話。逆に作品クオリティの高さからファンの評判は総じて良好で、すでにアニメ第2期の放送も発表済み。また、アニメと並行してウェブで「ラジオ ムンムンガンド」も配信されている。

今回はこの話題作『ヨルムンガンド』(高橋慶太郎/全11巻)を紹介させていただきたいと思う。


 

■矛盾を抱えた2人の主人公

作中で主人公といえるキャラクターは2人いる。まず褐色肌の無口な少年兵・ヨナ。戦争によって両親を奪われ、武器という存在そのものを憎悪している。だが一方で兵士として育ってきたため武器を捨てることはできない。――“誰よりも武器を憎み、しかし武器を捨てられない少年”だ。

もう片方の主人公はヨナを私兵(護衛)として雇った白人の美女・ココ。依頼とあらばどんなに危険な紛争地域にも武器を売りに行く。だが強欲というわけではない。彼女はヨナから「なぜ武器を売る?」と問われ、すぐさま「世界平和のため」と答えてみせた。――“世界中に武器を売りさばき、しかし世界平和を願う女”だ。この矛盾に満ちた男女が出会い、互いに影響を与えながらストーリーが進んでいく。

ヨナより早くココに雇われ、激戦を生き残ってきた8名の私兵も個性派が揃っている。元特殊部隊のエリート、交渉と諜報のエキスパート、爆弾の達人など一騎当千の猛者たち。ひとクセもふたクセもある彼らを、若いながらも圧倒的な知性とカリスマを備えたココが統率し、積荷の奪回や殺し屋の撃退、包囲網突破といった弾丸乱れ飛ぶハードなミッションに挑むわけだ。

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