5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』の著者で、日本・欧米いいとこどり育児を提唱する平川裕貴です。

今回は、嘘の見抜き方と子どもが嘘をついた時に取ってはいけない親のNGな対応についてお話しします。

嘘の見抜き方

嘘を見抜くのはとてもむずかしいことですが、嘘を言っているのか本当のことを言っているのかわからない時、子どもの嘘を見抜くいくつかのサインがあります。

目をそらす

嘘をついている時には目をそらす。(普段子どもと目を見てお話をしているような親子関係の場合)

身体が横を向いていたり、そわそわする

面と向かっていても、身体や足が別方向を向く。早く逃げ出したいと言う気持ちから、身体をまっすぐ親に向けない。

服や髪の毛をいじったりする

嘘がバレるかもとか叱られるかもという緊張から、何かを触って緊張を和らげようとする。

関係のない話をしだす

親が聞いていることと全然関係のない話でごまかそうとする。

黙りこんだり、「忘れた」「わからない」を繰り返す

嘘をついていなければはっきり否定できるのに、それをしない。

このようなサインや親の勘などから、明らかに嘘をついていると確信した時、親はどのように対処すればいいでしょうか?

子どもが嘘をついた時のNG対応

「どうして嘘をついたの?」「なぜ嘘をついたの?」と矢継ぎ早に質問する

親としては嘘をついた理由が知りたいと言うのはよくわかりますが、子どもはまだ自分の考えをうまくまとめて話すことができません。せかされるとますますうまく話せなくなります。じっくり話を聞きましょう。

強い口調で攻め立てる

例えば物を壊してしまったなど、やってしまったことで、すでに叱られると恐れています。そこへさらに強い口調で責められると、ますます不安になって口を閉ざしてしまいます。

子どもの言い分を全く聞かず、事実関係を確かめない

子どもはまだ倫理観などが育っていません。ですから言ってみれば、自分の身を守るために嘘をついているのです。嘘をついたのには、子どもなりの理由があるはずです。