9月のシルバーウィークもあと少しでやってきます。家族旅行に出かける人も多くいますが、旅行というと気分が重くなるのが乗り物に酔いやすい人

出かけて楽しい一方、子供の具合が悪くなることが心配で悩んでいる人も多いようです。かといって、家の中で過ごすのももったいない!

今回は楽しい家族旅行ができるよう、乗り物酔いの原因と予防についてご紹介していきます。

うちの子は大丈夫!? 乗り物良いが起こりやすいタイプ

子供には多い乗り物酔い。大人になると自然と治る人がほとんどですよね。

というのも、子供は平衡感覚を司る“三半規管”がまだ未熟なため、揺れに対して体のバランスが取りにくいという理由があります。

大人になるにつれて、三半規管がきちんと機能し、また乗り物に対して慣れていくことで揺れに敏感になり、乗り物酔いがなくなっていきます。

また、「酔ってしまうかも」、「酔ったらどうしよう」などと神経質に考えやすいタイプのお子さんは酔いやすい傾向にあります。

調和がとれないことで起こる乗り物酔い

乗り物酔いが起こる原因は揺れることによって、脳から得る情報と目から得る情報が一致しないことを不快に感じ、自律神経のバランスが崩れて起こります。

感覚器が未発達の子供に起きやすいものの、大人でも車の中で本を読んでいると気持ち悪くなることがありますよね。

それは、本の細かい字を読んでいる目と、運転によって揺れている感覚が体の中で調和できず酔ってしまうため。特に近場のものを見つめていると酔いが起こりやすく、遠くを見ていると酔いにくい傾向にあります。

特に、車であればタイヤの上あたりの座席が一番揺れやすいため、酔いやすくなります。

事前に対策を!「乗り物酔い」を予防するコツ

酔い止め防止の薬もいくつか市販されていますが、薬以外でも予防法はあります。

まず酔いやすい体質を改善する根本を変えていく方法がオススメです。日頃から揺れや回転に慣れさせるようにします。

難しそうに感じますが、公園や家庭でも簡単にできます。

例えば、自宅ででんぐり返しを行う方法。そして公園で鉄棒やブランコ、シーソーなどで揺れや回転に慣れておくと、乗り物酔いが軽減されることがあります。

そして、乗り物酔いは「酔ってしまうかも」という不安がより酔いを起こしやすくしてしまいます。

ですので、乗り物に乗る前に飴やガムなどのお菓子を食べさせて、お子さんに「これは乗り物酔いを予防するんだよ」と言ってあげることで、安心して酔わないこともあります。