今年で20週年を迎える「東京ゲームショウ2016」

世界最大のコンピュータエンタテインメントの総合展示会「東京ゲームショウ2016(TGS2016)」が9月15日、千葉・幕張メッセで開幕した。今年で20周年を迎え、昨年の480社を大幅に上回る、過去最多の614社が出展した。

このうち、海外の企業や団体は345社にのぼり、出展社の国・地域は37と、過去最多となった。出展小間数は1939小間。業界関係者・プレス向けのビジネスディは9月15日、16日、一般公開は17日、18日のそれぞれ2日間。

「TGS2016」のテーマは、「エンターテインメントが変わる。未来が変わる。」。開会式で挨拶した、コンピュータエンターテインメント協会(CESA)の岡村秀樹会長は、「TGSは今年で20週年を迎え、アジアを中心に海外の企業が増えてきた。また、『ポケモンGO』の配信やVR・ARなどにより、普段ゲームをプレイしない人も巻き込んできている。広がるゲーム産業は、今後のビジネスを変えていくだろう」と語った。

今回の注目はVRブース。ゲームの新たな可能性を示す「VR関連ブース」を設置し、「PS VR」や「HTC Vive」など、ゲームの最新の楽しみ方を体験できるようにした。

ここ数年、自分のプレイ動画をオンライン配信する「ゲーム実況」や、プロゲーマー同士が対戦する「e-Sports」など、自らゲームをするだけではなく、ゲームを「鑑賞/応援/体感」するといった新たな文化が定着し始めた。これまでのゲームの枠組みを超えて、新しいエンターテインメントやコミュニケーションを生み出し始めている。