360°動画に対応する動画編集ソフト「PowerDirector 15」シリーズ

サイバーリンクは、360°動画の編集が可能なビデオ編集ソフト「PowerDirector 15」シリーズのパッケージ版を10月14日に発売する。ダウンロード版は、9月13日から販売している。

発表会では、サイバーリンクリテールビジネスデパートメントの萩原英知ディレクターは、「PowerDirectorは、成長を続ける人気商品なので、気合を入れて開発した」と語った。さらに、「あと2つ、アクションカメラ向けの編集ソフト『アクションディレクター』と、パソコン上でメークできる『メークアップディレクター』を用意しているが、詳細は後日」と、今後の発売予定を明かした。

「PowerDirector 15」は、従来の機能の強化に加え、近頃、増えてきたVR関連技術や360°動画に対応する機能を追加した。360°カメラで撮影した動画や写真をインポート、編集してからFacebook、YouTubeに直接出力が可能。さらに、360°動画の表示場面を選んで、2D動画に変換することもできる。

このほか、新機能として、スマートフォンなどで撮影した縦向き(9:16)動画の読み込み/編集/出力や、煙などの演出を自然に合成する「ブレンドエフェクトデザイナー機能」、画像やタイトルをマスクとして映像を切り抜く「マスクデザイナー」など、さまざまな機能を追加した。

ラインアップは、「PowerDirector 15 Standard」と、610種類以上のエフェクトやテンプレートを収録する「PowerDirector 15 Ultra」、1250種類以上のエフェクトやテンプレートを収録する「PowerDirector 15 Ultimate Suite」の3製品。「Director Suite 5」と「PowerDirector 15 Ultimate Suite」には、カラーグレーディングソフト「ColorDirector 5」、音響編集ソフト「AudioDirector 7」、などが付属する。

店頭販売するパッケージ版の税込価格は、「PowerDirector 15 Ultimate Suite」の通常版が2万1060円、乗り換え・アップグレード版が1万5120円、アカデミック版が1万2960円、「PowerDirector 15 Ultra」の通常版が1万5660円、乗り換え・アップグレード版が8856円、アカデミック版が8640円、公認テクニカルガイドブック版は1万7820円、「PowerDirector 15 Standard」は通常版のみで5238円。

ダウンロード版の税込価格は、「PowerDirector 15 Ultra」の通常版が1万2980円、アップグレード版が8480円から、「PowerDirector 15 Ultimate Suite」の通常版が2万980円、アップグレード版が1万2980円からなど。

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