マレ・サウ(ヤマハ発動機ジュビロ) (C)F.SANO マレ・サウ(ヤマハ発動機ジュビロ) (C)F.SANO

3戦全勝同士の対決だ。『ジャパンラグビー トップリーグ 2016-2017』第4節でヤマハ発動機と東芝が激突する。

ヤマハ発動機×東芝 チケット情報

ヤマハは開幕戦でV3王者・パナソニックを相手に24-21で勝利し自信をつけると、続く第2節はキヤノンを35-16で下し、第3節・サニックスも43-10と粉砕した。ヤマハはとにかくスクラムで押して押して押しまくる。しかも、スクラムで陣地を取り、トライにつなげているのだ。今後、競ったゲームが出てくれば、スクラムで相手ペナルティを誘い、FBゲラード・ファンデンヒーファーのPGで加点していくオプションもある。得失点差で1位を走るヤマハは余裕を感じさせる試合内容を見せている。

対する東芝は、開幕戦でクボタに22-19と薄氷を踏む勝利を収めると、第2節はNECを相手に25-8とボーナスポイントを獲得した上で快勝、第3節・キヤノン戦は試合終了間際にSH小川高廣がPGを決めて21-19と劇的逆転勝利を手にした。クボタ戦、キヤノン戦をどちらに転んでもおかしくないきわどい勝負を勝ち切る東芝の勝負強さと見るか、ギリギリの勝利を東芝らしくないと見るか、意見の分かれるところだろう。

キックオフ48時間前に発表された登録メンバーは以下の通り。
【ヤマハ発動機】
1仲谷聖史、2日野剛志、3伊藤平一郎、4大戸裕矢、5デューク・クリシュナン、6ヘル ウヴェ、7三村勇飛丸、8堀江恭佑、9矢富勇毅、10大田尾竜彦、11中園真司、12ヴィリアミ・タヒトゥア、13宮澤正利、14シアレ・ピウタウ、15ゲラード・ファンデンヒーファー、16加藤圭太、17山本幸輝、18山村亮、19八木下惠介、20山路和希、21吉沢文洋、22マレ・サウ、23田中渉太

【東芝】
1三上正貴、2湯原祐希、3浅原拓真、4大野均、5小瀧尚弘、6リアム・メッサム、7リーチ マイケル、8徳永祥尭、9小川高廣、10田村熙、11松岡久善、12ニコラス・クラスカ、13リチャード・カフイ、14豊島翔平、15コンラッド・バンワイク、16知念雄、17森太志、18深村亮太、19梶川喬介、20山本紘史、21大島脩平、22増田慶介、23コーリー・ジェーン

全勝対決でもヤマハがスクラムで蹂躙するのか、クボタ戦、キヤノン戦でスクラムで押された東芝が本来の力を発揮し、セットプレーを修整してくるのか。

前節の試合終了後、両軍のキャプテンは来るべき決戦に目を向けていた。三村主将が「昨季は順位決定トーナメントで東芝に負け、優勝が消えた悔しさがある。しっかり準備して、東芝戦に臨みたい」と意気込めば、久々にゲームキャプテンを務めたリーチは「タイトな試合を勝てたのは次につながる。3試合目にしてまた課題が出たので、ヤマハ戦に向けていい準備をしていきたい」と冷静に戦況を見つめた。

ヤマハ発動機×東芝は9月17日(土)・ヤマハスタジアム(磐田)にてキックオフ。チケット発売中。