古代ローマを連想する衣装に身を包むスタッフ

アイ・オー・データ機器(I・Oデータ)は、9月18日まで開催している「東京ゲームショウ2016(TGS2016)」に出展。推奨モデルなど、ゲームのプレイに適した液晶ディスプレイ、グラフィックアダプタ、VR関連機器、ビデオキャプチャなど、ゲーム関連製品を展示した。

今回の出展について、事業戦略本部販売促進部販売促進課の西田谷直弘課長は「今まではビジネスデーのみ出展していたが、初出展から3年目を迎える今年は、一般公開日にも出展する。I・Oデータがゲームの新しい環境を提案していることを、多くの人に知ってもらいたい」と意気込んでいた。

ブースのイメージは、闘技場(コロッセオ)で、スタッフも古代ローマを連想する衣装に身を包む。対戦型ゲームの体験コーナーを設けたことから、コロッセオをテーマにしたという。展示方法も、過去から現代、そして未来へ変化していく様子がわかるように工夫し、変わるエンターテインメントの最前線を体験できる。

画期的なHDMIキャプチャを製品化 ゲーム実況、やり方学ばず簡単に

ゲームの楽しみ方の一つとして、「ゲーム実況」が定着してきた。動画配信サイトにゲームをプレイしている動画をアップロードしたり、ゲームをしながらトークをライブ配信したり、方法はさまざまだ。しかし、配信するための機械やプログラムに対する知識などが必要となるため、専門知識のないゲームユーザーには敷居が高かった。

そうした問題を解決するのが、参考出展していたI・OデータのHDMIキャプチャだ。HDMI端子でゲーム機と直接接続することで、フルHD動画の録画と同時に自分の声も録音でき、動画と声を自動で合成することができる。従来は、自分の声と動画を別々で用意し、手動で声と画面のタイミングを細かく調節して作成する必要があったが、1つのデバイスですべてを自動で行う。まさに画期的な製品といえる。

また、販売中のUSB接続ビデオキャプチャ「GV-USB2」について、事業戦略本部企画開発部企画1課の四尾真尋チーフリーダーは「初めはVHSの出力に使用されていたが、3色AV端子のついた前世代ゲーム機の出力にも使えるのではないか、とのユーザーの声を聞いた。以来、ビデオ録画だけでなくゲーム録画用としても需要が伸びた」と、振り返った。