『高麗参鶏湯』のサムゲタン16000ウォン

政治的にはゴタゴタしている韓国と日本だが、関係が急速に悪化した7月以降も、韓国に入国した日本人は前年同期を上回る結果となった。

日本の賢明な韓国リピーターには、とっくに「政治と旅行は別」という意識が醸成されていたということだ。

今年の年末年始は最大9連休ということもあり、食べ歩きを計画中の人も多いと思われる。

今回は韓国旅行ビギナーでも利用しやすく、もちろん美味しい店ベスト8を紹介しよう。

まずは前編で、定食や肉、麺などの人気店を4店お教えする。

ヘルシーな麦ごはん定食

『ノンドゥロン・チャルポリパプ』のチャルポリパプ(麦ごはん定食)7000ウォンに、ビジ(おから)やナムルをのせた状態

雑居ビルの2階にある目立たない店だが、お昼どきは周辺のオフィスに勤めている人たちで常ににぎわっている。

目玉はポリパプと呼ばれる麦ごはん。韓国が豊かとはいえなかった時代を象徴する食べ物だが、2000年代に入ってからはそのヘルシーさが見直され、人気のランチメニューとなっている。

『ノンドゥロン・チャルポリパプ』の副菜の豚の甘辛炒め。これも麦ごはんにのせる

健康重視の食べ物とはいっても、そこは食いしん坊揃いの韓国。副菜のキムチやナムル、豚肉やイカの辛い炒めもの、ズッキーニや豆腐の入った味噌チゲなどを好みで麦ごはんにかけて、ビビンパのようにして食べている。韓国人のようにかき混ぜるか、かき混ぜずに食べるかはアナタしだい。

『ノンドゥロン・チャルポリパプ』の入口。目立たないが、最近、写真映えスポットして注目されている敦義門博物館村の向かいに位置している

『ノンドゥロン・チャルポリパプ』
中区中正路1街51-7 TEL:02-734-0405 10:00~22:00 無休

 

漢方効果にも期待! あつあつサムゲタン

『高麗参鶏湯』は1960年代から営業している老舗

サムゲタンとは内臓を取り去った鶏に、もち米や高麗人参などの漢方材料を詰めて長時間煮たもので、日本の土用の丑の日のウナギのように真夏に食べる。

とはいえ、あつあつなので、寒い時期に食べるほうがありがたみがある。

ここは有名店なので敬遠していたが、実際に食べてみると納得の美味しさ。

『高麗参鶏湯』のインサムジュ(人参酒)。サムゲタンといっしょに出てこなかったら、店員さんに遠慮なく言うべし

サムゲタン専門店ではたいてい、インサムジュ(人参酒)という高麗人参を漬けた焼酎が日本酒のおちょこのような器でサービスされる。

自動的に出てこなくても、言えば出してくれる。これを食前にキュッとやれば、高麗人参効果で体があたたまり、食が進む。

『高麗参鶏湯』
中区小西門洞55-3 TEL:02-752-9376 10:30~21:30 無休