シャープは9月20日、液晶テレビ「AQUOS」のラインアップ説明会を開き、9月30日に発売する世界初の45V型4Kテレビ「AQUOS LC-45US40」を加え、7サイズ11機種でシェア拡大を狙う方針を示した。

シャープディスプレイデバイスカンパニーデジタル情報家電事業本部の喜多村和洋副事業本部長は、2018年度に16年度比約2倍の1000万台の販売を目指すと説明し、「4Kテレビで45型V型はシャープしかない。このモデルを強力に訴求し、市場での構成比を一気に高めたい」と述べた。

海外戦略については「アセアンやアフリカはブラウン管を使っているお客さんがたくさんいる」とし、「鴻海(ホンハイ)と協業した強みを生かし、現在、ブラウン管テレビを液晶テレビに置き換えるモデルを開発している。それを武器に世界での存在感を上げていきたい」と話した。

「AQUOS LC-45US40」は、これまでに最も売れた32V型からの買い替えを提案するために開発した。従来機種に比べ、高さやスタンドの大きさはほぼ同じだが、画面の面積は約2倍に設定。現在の視聴環境のまま、迫力ある映像が楽しめるようにした。

具体的な仕様では、ディスプレイには、低反射で見やすい「N-Blackパネル」と、消費電力を抑えて明るさを向上させた「リッチブライトネス」を採用。スピーカーは、オンキヨーと共同開発した2.1chスピーカーシステムを搭載した。