ハライチの(左から)岩井勇気と澤部佑

6月30日(土)に世界最速3D公開が控える『アメイジング・スパイダーマン』にちなみ、かねてより映画館で上映されていた特別マナーCMの吹き替えタレントがお披露目され、お笑い芸人ハライチの岩井勇気と澤部佑が登場した。

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映画館のマナーCMといえば、「携帯電話の電源を切ってください」など上映中の注意事項を知らせるものだが、今回の特別版は『アメイジング・スパイダーマン』の本編映像にそれらを盛り込んだもの。劇場ホームページでは誰がスパイダーマンの吹き替えをしたかが事前にクイズとして出題されており、映画館で上映されているものを岩井が、web限定公開されていたものを澤部が演じたことが明かされた。

スパイダーマンの大ファンというハライチのふたりは、おなじみのスーツに身を包んで登場。「着心地は最高です! 男の子の憧れのヒーローですから」と興奮を隠せない澤部だったが、着用した衣装が体格のせいで伸びすぎという事態になり、「そんな淡い色のスパイダーマンはいない」と相方の岩井につっこまれてしまう。また、スパイダーマンがどのくらい好きかと問われたふたりは、「この仕事が決まって嬉しすぎてちょろっと糸が出ました」(澤部)、「スパイダーマンと言えば壁に張り付くアクションですが、僕も部屋の壁際にいるのが好きです」(岩井)と、それぞれの作品に対する思いを笑いを交えて語った。

さらに、この日のためだけに作った『アメイジング・スパイダーマン』のネタも披露。作品にちなみ「人気のクモ」という言葉から始まりながらも、「デカめのイボ」「軽めの罠」など、どんどん原型がなくなっていく得意の連想ネタで、観客を大いに沸かせた。最後は「我々の応援がなくても大ヒット間違いなしでしょう!」と太鼓判を押し、「ぜひCMを観て上映中のマナーも守っていただきたい」とPRした。

『アメイジング・スパイダーマン』はアメコミ界の人気ヒーローを、新スタッフ・キャストで映画化したアクション作品。監督に『(500)日のサマー』のマーク・ウェブ、主演に『ソーシャル・ネットワーク』のアンドリュー・ガーフィールドを迎え、スーパーパワーを手にした高校生ピーターの活躍と、これまで明かされることのなかった衝撃の真実を描く。

『アメイジング・スパイダーマン』

取材・文・写真:渡部あきこ