アイリスオーヤマは、IHジャー炊飯器市場に参入する。米家電事業として、2013年に精米器、2015年11月のマイコンタイプの炊飯器を発売。2017年は、これらを含めた米家電を成長させ、調理家電の主力事業に育てると意気込む。

IHジャー炊飯器「銘柄量り炊きIHジャー炊飯器 3合」の製品発表会には、家電事業部 統括事業部長の石垣達也氏が登壇し、「2013年の大阪R&Dセンター開設が大きな転機となった。大手家電メーカー出身の技術者を大量に雇用でき、技術を蓄積できたことが大きな売上のジャンプアップとなった。その結果、家電事業が一番の主力事業となった」と話した。

同社は2009年に家電事業に参入し、ホームエレクトロニクス事業部を設立。熟練技術者を中途採用することで開発体制を強化した。家電事業は、照明、生活家電、調理家電、季節家電の四つ。家電事業全体の売上は順調に伸び、2015年は400億円、2016年は600億円、2017年には750億円に達する見込みだという。

調理家電事業を担当する、家電事業部 調理家電事業部 事業部長の平元佑司氏は「2016年はIH電磁調理器や電子レンジなどが主力だったが、2017年は精米器や炊飯器など米家電を主力事業として成長させていきたい」と話した。

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