(左から)岡部哲也選手、濱田龍臣、プロデューサーの栗生一馬氏

 映画『疾風ロンド』の公開を記念したトークイベントが24日、東京都内で行われ、出演者の濱田龍臣、プロスキーヤーの岡部哲也選手、プロデューサーの栗生一馬氏が登壇した。

 東野圭吾氏の同名小説を原作にした本作は、阿部寛扮(ふん)する医科学研究所の主任研究員・栗林和幸が、日本最大のスキー場を舞台に、行方不明になった違法生物兵器を探すために奮闘する姿を描く。

 栗林の息子の秀人を演じた濱田は、今回の撮影で初めてスノーボードに挑戦したことを明かし、「撮影で使用したスノーボードの板も頂いたので、今年の冬はぜひやってみたい」と語ると、栗生氏は「運動神経がいいので撮影でもすぐにうまくなっていました」と太鼓判を押した。

 また、過去3度の冬季オリンピック出場経験を持つ岡部選手からの「教えますよ」という提案に、濱田は「頑張ります」とやる気を見せた。

 本作の撮影は、長野県の野沢温泉スキー場で行われ、スタッフは約40日間の撮影を敢行した。濱田は望月歩や前田旺志郎ら同世代の共演者との思い出を振り返り、「スキー場は広くてきれいでした。撮影後には3人で温泉に行ったり、スノボの練習をしたり、楽しかった」と語ったが、阿部からのサプライズのビデオメッセージにはすっかり驚いた様子だった。

 濱田は、映画の見どころについて聞かれると「サスペンスなんですけど、その中にコミカルな部分が描かれています。ぜひ見てください」とアピールした。

 映画は11月26日から全国ロードショー。