映画で棋士を演じる神木隆之介
第5回「J:COM杯 3月のライオン子ども将棋大会」の全国大会が24日、東京都内で行われ、表彰式に俳優の神木隆之介が登壇した。
本大会は、地方の大会を勝ち抜いた15人の子どもたちによるトーナメント戦で行われ、横浜大会代表の宮越雅大くんが優勝の栄冠を手にした。
大会名にもなっている『3月のライオン』は、羽海野チカ氏の人気コミック。17歳の棋士・桐山零が、個性的な棋士たちとの対局を通じて成長していく姿を描く。来年公開される映画では神木が零を演じる。
表彰式では、役作りのために将棋の特訓を重ね、監修したプロ棋士たちからも実力を認められた神木に、アマ初段免状がサプライズで授与された。
事前に知らされていなかった神木は「俺ですか!?」と目を丸くしたが、日本将棋連盟会長の谷川浩司九段から「手つきが素晴らしい。小さいころから芸能界で活躍しているので、集中力がすごい」と褒められた。
神木は照れながらも「うれしい気持ちでいっぱいですが、荷が重いというか、もっともっと、いろいろなことを勉強していきたいと思います。よろしくお願いします」と恐縮していた。
また、撮影時の苦労を聞かれると、「いっぱいありますが、プロ棋士の方が出す、駒のぶつかる音が出ないとか。手元がいっぱい映るので、手つきなども勉強させていただきました」と答えた。
最後に、神木が優勝者の宮越くんへ、映画で自分の駒音が使用される「駒音出演権」の目録を授与。神木は「映画を通じて、たくさんの人に将棋に触れてもらいたい」と思いを語った。
映画は2017年3月18日(前編)、4月22日(後編)の2部作・全国ロードショー。
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