2~3歳の子どもって質問魔ですよね。「どうしてお空は水色なの?」など急には答えられない難問をぶつけてきます。

そんなとき、上手に相手をしてやると子どもの知的好奇心に火が点き“将来、勉強好き”になるんですよ。一体、どんな風に答えてやればよいのでしょうか。

1人でできる子が育つ 「テキトー母さん」 のすすめ』の著者の立石美津子がお話します。

  • 「どうして、ペンギンは鳥なのに空を飛んでいないの」
  • 「どうして、あのおじさんは帽子を被っているの?」
  • 「どうしてあの壁は黄色なの?」

幼児って質問魔。しかも、大人がすんなり答えられないような難しい質問をしてくるから困ります。ペンギンがなぜ空を飛ばないかなんて、大人だって即答できませんよね。

こんなとき「面倒くさいなあ」と「それは決まっていることなの!」と解答するか、真剣に答えてやるかで、小学校入学後の学習に対する姿勢がうんと違ってくるんですよ。

病院の待合室で見た衝撃の光景

この間、皮膚科に行きました。混んでいる待合室。本棚には週刊誌やサザエさんの漫画が置いてありました。

3歳くらいの女の子がそれを手に取りパラパラめくっていました。そして、サザエさんがカツオに怒っている場面を指さして、「ママ~ママ~サザエさんはどうして怒っているの?」と聞いていました。ラインに熱中している母親が放った衝撃の一言!

「ママはサザエさんじゃないから、何で怒っているのかわからない!」

凄く面倒くさそうに答えていました。その答えを聞いて私は「そりゃそうだ~お母さん自身はザサエさんではないのだから、答えられないよね~ママは面白い!」と思ってしまいました。

けれども、その後、その子は落胆した悲しそうな表情をしていました。その様子を見て、「それは大人の都合」と思い直しました。そして、女の子は二度と質問をすることはありませんでした。

この子の知的好奇心の芽はここで摘まれてしまったのでしょう。この子が大きくなったとき「うちの子はちっとも勉強しない」と嘆くかもしれません。でも、その要因を作ったのはこんなママの態度かもしれません。

知人の例

筆者の友人で塾にも一切行かず、東大にストレートに入り大学院にまで進級したひろ子ちゃんという子がいました。彼女は卒業後、バイオテクノロジーの研究の道に進みました。

ひろ子ちゃんの母親がこれまた凄い人でした。どんなに忙しくしていても、ひろ子ちゃんが質問をしてきたときには家事の手を休め、娘の話を聞いてやり、丁寧に質問に答えていました。

更に答えられない内容の質問をされたときには一緒に辞典を調べていました。(*当時はインターネットは存在しませんでした。またその子の家にはテレビは居間にはなく、夫婦の寝室にそっと置かれているだけでした) 

こうして、ひろ子ちゃんの知的好奇心に火がつき、知らないことは自分で調べる習慣も自然に付いて行きました。

もちろん、ひろ子ちゃんのお母さんは娘に一度たりとも「勉強しなさい」なんて叱ったことはありませんでした。 (筆者の母はめんどくさがって答えてはくれない母でした)

なかなか真似できない環境ですが、結果は頷けます!

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