「レティスとラベッジ」公開稽古での黒柳徹子

 舞台「レティスとラベッジ」の公開舞台稽古および囲み会見が9月30日、東京都内で行われ、出演者の黒柳徹子、麻実れいが出席した。

 ピーター・シェーファーによる傑作コメディーである本作は、2000年の再演から16年ぶり3度目の上演となる。初演では山岡久乃、再演では高畑淳子が演じた堅物職員ロッテを麻実が演じ、ロンドンの観光ガイド・レティス役の黒柳と丁々発止のトークバトルを繰り広げる。

 舞台では黒柳と初共演となる麻実は「『徹子の部屋』には、この間3回目の出演をさせていただきましたが、その時に対面する徹子さんと舞台の上に立たれている徹子さんは感覚が違いました」と印象を語り、「徹子さんの30回目の記念ステージに私も参加させていただくのはすごくうれしい」と喜んだ。

 演じるレティスが面白おかしく尾ひれをつけて観光ガイドを行うことから、テレビ出演時もエピソードを脚色しているのかと問われた黒柳は「この前、ギョウザを3、4回しか食べたことがないみたいに言ったけど、本当は10回ぐらいは食べたの。それは盛っている方だけど、あとはあんまりないですよ」とちゃめっ気たっぷりに明かした。

 また「徹子の部屋」にゲスト出演した福山雅治の勧めでインスタグラムを始めた黒柳。23日の開設からすでにフォロワーは11万人を超えているという。「今までそういうのをやったことがないから、皆さんからのお返事や感想を読むのがすごく楽しみで毎日読んでいます」とファンと直接交流できるところに新鮮さを感じているという。

 「皆『女子力が高い』と言ってくれる。女子力って何か分からないけど、私の持っている何かが女子力なんだと思います。女子力がなければこの年になってインスタグラムはやっていないでしょ」とほほ笑んでみせ、「自分の身の回りのこととか、面白いと思ったことや感動したこととか(をアップしたい)。当分やってみようと思います」と意欲的に語った。

 舞台は都内、EXシアター六本木で1日から16日、大阪、梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで20日から23日に上演。