鼓童・船橋裕一郎と坂本雅幸が語る『螺旋』は「35年の集約」

2016.10.3 11:30配信
左から、坂本雅幸、船橋裕一郎 左から、坂本雅幸、船橋裕一郎

太鼓芸能集団「鼓童」が9月から4か月に渡り全国35都市を巡る『鼓童ワン・アース・ツアー2016~螺旋』。「鼓童ワン・アース・ツアー」シリーズの最新作となる本作は、8月にサントリーホールで上演された「鼓童創立35周年記念コンサート」第二夜で初演を迎えた作品。

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本ツアーの千穐楽に出演する船橋裕一郎(鼓童代表)、坂本雅幸に話を聞いた。

8月の35周年記念コンサートを経ての本ツアー。「この夏に『螺旋』は初演を迎え、お客様にも好評をいただきました。今回はいよいよ全国ツアーということで、初演からより洗練し、熟成してお届けできると思います。鼓童の創設当初からの曲『モノクローム』から、全く新しい曲まで。これまでの35周年と、(演出の坂東)玉三郎さんがいらっしゃってからの16年の融合が集約できたと思います」(船橋)

この演目が初披露された記念コンサートでは、奏者以外の役割も果たした坂本。「サントリーホールでみんなが演奏してるところを観て、自分のグループのことではあるんですけれども、『なんて誇らしいんだ』と涙が出ました。3日間違う舞台を作るのは大変なことでしたが、やり終えてみると、みんな自信がついたのではないかと思います」(坂本)

古典の曲と新曲が合わさり、螺旋のようにぐるぐると回り進化していくイメージで構成されている本作。その最後に演奏され、タイトルにもなっている『螺旋』という新曲は「さまざまな種類の日本の太鼓を使って、西洋の楽器も取り入れた曲。これまで玉三郎さんが鼓童で作られたもの、それは楽器もそうですし、音の出し方もそうですし、それがかなり集約されています。この楽曲を観ていただくだけでもすごく面白いかと思います」(船橋)

坂本「鼓童は、『ザ・和太鼓』っていうのじゃないんですけど、それをつき詰めていくことで逆により日本人らしさが出ていると言われます。『ザ・日本』ではない切り口の時にも、なぜかより日本が見えてくる感じがすごくある。その感じをぜひご覧ください!」

船橋「この挑戦があったから次はこっちに行けるんだなというような、次の例えば40周年、50周年に向けての大きな踏み出しになる作品となりました。ぜひ会場で、いろんな音を生で楽しんで、五感を刺激していただけたらと思います」

千穐楽は12月21日(水)から25日(日)まで東京・文京シビックホール 大ホールにて。現在ツアーにて全国巡演中。

取材・文:中川實穗

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