宝塚歌劇雪組公演ミュージカル『フットルース』会見より 宝塚歌劇雪組公演ミュージカル『フットルース』会見より

1984年に大ヒットした映画『フットルース』。1998年、ブロードウェイでミュージカル版が上演され、100万人以上の動員を記録。以後日本でも度々上演されている名作が、今回宝塚バージョンとして大阪と福岡で公演が行われる。雪組の博多座への登場は11年ぶり2回目。6月5日に福岡市内で記者発表会が行われ、博多座初出演となる音月桂と舞羽美海が意気込みを語った。

宝塚歌劇雪組公演ミュージカル『フットルース』チケット情報

大都会シカゴに育った高校生レン(音月桂)が、ロックとダンスが禁止された保守的な田舎町に転校し、住人との間に騒動を巻き起こしながらも、愛や友情を経験して成長。やがてダンスパーティを開催するまでを描く青春物語。主題歌『フットルース』を始め、耳馴染みのある名曲と共に展開される迫力あるダンスシーンが見どころで、潤色・演出の小柳奈穂子も「宝塚初心者にも入りやすいお勧めの作品!」と太鼓判を押す。さらに宝塚らしさを存分に味わえるフィナーレも、2パターンを準備。2パターンのフィナーレはトップの音月も「宝塚大劇場で1度やっただけ」とのことで、非常に貴重な機会。宝塚初心者から、ベテランまで間口広く楽しめる内容となっている。

音月は「まだ稽古が始まったばかり。誰もが知っている名曲を歌うのは、思い入れやイメージを壊さないように歌わないといけないのでプレッシャーもある」と語りつつも「雪組は5組中で団結力が一番!どのシーンもドライアイになるくらい見つめて欲しい(笑)」と、自信を覗かせる。年末には宝塚卒業も決まっているが、「まだ正直、実感がわかなくて。寂しいという気持ちもまだ無く、卒業のその日までは男役として作品を成功させることだけを考えたい」と意欲を見せる。そんな音月と1年以上コンビを組んでいる舞羽は「同じく名曲を歌うのはプレッッシャーですが、宝塚らしさを入れて歌えれば。(音月とは)コンビを組ませて頂く前から“太陽”のような方だと思ってて、その思いは今も変わらない。とにかく明るく、引っ張っていってくれるので、隣にいて幸せ。一生付いていきたいです(笑)」と笑顔で語った。

公演は7月7日(土)から23日(月)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホール、8月1日(水)から25日(土)まで福岡・博多座にて上演。チケットは、大阪公演は発売中。福岡公演は6月9日(土)より一般発売開始。なお、チケットぴあではインターネット先行抽選・プレリザーブを6月7日(木)11時まで受付中。