文化界部門で受賞した春風亭昇太

 「第29回 日本 メガネ ベストドレッサー賞」表彰式が3日、東京都内で行われ、受賞者の河野太郎衆議院議員、春風亭昇太、広末涼子、及川光博、西内まりや、河北麻友子が出席した。

 中学2年生の時から眼鏡を掛けているという昇太は文化界部門で受賞した。「落語家も楽屋で多くの人が眼鏡を掛けていますが、そのほとんどが老眼です」と笑わせつつ、「落語は目線を大事にするので、本来落語家は眼鏡を掛けてはいけないことになっています。しかし素材が昔と変わって、目線をあまり邪魔しなくなった。眼鏡の技術革新のおかげで眼鏡を掛けても落語ができる時代になりました」と語った。

 普段から眼鏡を掛けている姿が印象的なため「眼鏡を外すと誰だか分からない。過去2回、大河ドラマに呼んでもらったけど、眼鏡を外して出ているので、気づかなかった人が多いみたい」とぼやいたが、それを逆手に取って「地方に行って恥ずかしい雑誌を買う時は眼鏡を外して買っています。ばれないです」と笑わせた。

 また“お眼鏡にかなう”お相手の存在を問われると「今のところなし。寂しいけどそのうちなんとかなるんじゃないかな」と軽く流し、「いまさらお嫁さんをもらったら僕のネタがなくなってしまうような。人間、満ち足り過ぎても良くないから何か一つ欠けた方がいいかなとも思っています」と言い訳をした。

 好みの女性のタイプには「和風な方」を挙げ、「着物が似合って眼鏡を掛けている人がいいです。女性は眼鏡を掛けていると3割増できれいに見える」と熱弁し、「芸能界ではなく会社で働いている人がいい。お金は持っていますよ。それぐらいしか口説き文句がないんです」とさり気なくアピールした。