(写真左より)ジェイミー・ジョセフ日本代表ヘッドコーチ、フィロ・ティアティア ヒト・コミュニケーションズ サンウルブズヘッドコーチ (写真左より)ジェイミー・ジョセフ日本代表ヘッドコーチ、フィロ・ティアティア ヒト・コミュニケーションズ サンウルブズヘッドコーチ

10月5日、ヒト・コミュニケーションズ サンウルブズ新ヘッドコーチ就任記者会見が行われた。『スーパーラグビー』に初参戦した今季、FWコーチを務めたフィロ・ティアティアがHCに昇格したのだ。

ラグビー日本代表×アルゼンチン代表 チケット情報

ティアティアHCは「サンウルブズの新しいHCとしてエキサイティングな気持ち。大事にしたいのは、2016年からの継続性。チームのスタイルや文化の基礎は(前HCの)マーク・ハメットが作ってくれた。王者のハリケーンズと開幕戦で、しかも東京で戦えるのは非常に楽しみ」と来季への思いを語った。

来季の具体的な目標を問われた新指揮官は「HCとして答えるなら全部勝つつもりで臨みたい。ただ私はコーチングスタッフや選手たちがベストのパフォーマンスを出せるようにすることを考えている。もし100%のパフォーマンスを出して負けたとしても、選手を叱咤しない」と明かした。

この記者会見には、ジェイミー・ジョセフ日本代表HCも同席した。経験不足や準備不足が露呈し、チームに負担が増した2016年の反省を踏まえ、日本代表とサンウルブズの連携をアピールした。ハイランダーズを『SR 2015』優勝へ導いたジョセフHCは「フィロのサポートを精一杯したい。私の経験が役に立つだろう」と協力を約束。連携の重要性についても「代表とサンウルブズがきちんと連携することが大事。サンウルブズが成長を加速させることによって、日本ラグビー全体が進化する」と語った。さらに「サンウルブズのセレクションでひとつ大事なことがある。長期的な視点で2019年に日本代表の資格を持つ選手を考えなければならない」と続けた。

ティアティアもジョセフに同意する。「日本代表と方向性を一致させないといけない。我々は日本代表選手や代表になり得る選手を育てていかなければならない」とキッパリ。

気になるメンバーは、33名の選手にオファーを出し、口頭で14名が契約の意思を見せているとのこと。

チームの始動は開幕戦3週間前と来季も準備期間が少なく、移動距離の負担も変わらない。しかも、来季はニュージーランドのクラブと対戦することになる。それでもティアティアHCは「確かに大変タフな状況だが、素晴らしいチャレンジだ」と前を見据える。

サンウルブズの『SR 2017』国内開催試合は以下の通り。
2月25日(土)・ハリケーンズ戦
4月8日(土)・ブルズ戦
5月27日(土)・チーターズ戦
7月15日(土)・ブルーズ戦
会場はいずれも秩父宮ラグビー場。

ジョセフHCの初陣となる『リポビタンDチャレンジカップ2016』日本代表×アルゼンチン代表(11月5日(土)・秩父宮ラグビー場)のチケットは明日10月6日(木)午後11時59分まで先行抽選受付中、10月8日(土)午前10時より先行先着、10月9日(日)午前10時より一般発売。