ウォークマンA30シリーズ(左から、ビリジアンブルー、シナバーレッド、チャコールブラック、ライムイエロー、ボルドーピンク)

ソニーは、高音質技術を強化し、操作しやすい大画面のタッチパネルを搭載した携帯オーディオプレーヤー「ウォークマン A30シリーズ」4機種を10月29日に発売する。ハイレゾ音源をよりクリアに再生でき、「NW-A35」以外の3機種には、ウォークマン専用ハイレゾ対応ノイズキャンセリングヘッドホン「h.ear in(MDR-NW750N)」が付属する。価格はいずれもオープン。

ハイレゾ音源再生に最適化した独自のフルデジタルアンプ「S-Master HX」の強化によって、ヘッドホン出力を従来機種「A20シリーズ」と比較して約3.5倍の35mW+35mWに向上するとともに、「Aシリーズ」としては初めて11.2MHzまでのDSD再生(リニアPCM変換)に対応した。

従来のBluetoothと比較して最大約3倍の情報量を伝送可能で、ハイレゾ相当の音質でのワイヤレス再生ができるLDACや、CD音源や圧縮音源をハイレゾ相当にアップスケールする「DSEE HX」にも対応する。

本体には、上下左右のフリックで、設定や楽曲選択をスムーズにできる3.1インチのタッチパネル液晶と、電源/ホールド/走行系操作(再生/一時停止、曲送り、曲戻しなど)が可能なサイドキーを備えており、ポケットやカバンの中でも画面を見ずに基本的な操作ができる。

対応メディアは、microSDXC/microSDHC/microSDカード。サイズは幅54.8×高さ97.3×奥行き10.7mmで、重さは約98g。カラーは、ビリジアンブルー、シナバーレッド、チャコールブラック、ライムイエロー、ボルドーピンクの5色。

税別の実勢価格は、メモリ容量が16GBで、ヘッドホンが付属しない「NW-A35」が2万2000円前後、ヘッドホンが付属する「NW-A35HN」が2万9000円前後、32GBの「NW-A36HN」が3万4000円前後、64GBの「NW-A37HN」が4万4000円前後の見込み。