そんななか、マラソンランナーですが、書籍『42.195kmの科学』の中で、東アフリカのランナーのマネジメントを手がけてきたエージェントの幹部が、その数字について語っています。

マラソン界のトップランナーにもなると、まず、スポーツメーカーとの契約が発生します。そこで契約金というものがあるのですが、これは概ね10~20万ドルになるようです。日本円に換算すると約1,000~2,000万円。とても大きな金額ですね。

それに加えるように、レースへの出場料があります。大きなレースともなると、出場することでフィーを得られるのです。

最低でも5万ドル程度支払われており、オリンピックの金メダリストや世界記録保持者ともなると、その額が10万ドルを超える可能性があると、同書で紹介されています。

レースに出るだけでなく、そこで好成績、つまり優勝や世界記録を出すとさらにフィーが増えますので、大きな大会はトップランナーにとって稼ぎどころとなるのです。1日で20万ドル(約2,000万円)も稼ぐことができるんですね。