[第7回]『王家の紋章』終演後も続く、宮澤・平方・宮野の不思議な縁(デスティニー)

そう! 違ったのかなって思う。接し方は変わらないと思うけど、もし自分が男として2人に出会ってたら。。 違う深い話が、もっとできたのかなって。

何ていうのかな…。実際にうちのお兄ちゃんも、長男と次男の性格も含めて“足して2で割った感じが自分っぽいな”ってすごく感じているんです。例えば、ここはすごく長男に似てるけど、こっちは次男に似てるなとか。

“2人を全部足したものを私が持ってる”っていう感じで。それは、元基さんとマモさんに対しても、血はつながってないけどそういう感覚があって。“ここはマモさんと同じ感覚だけど、ここは元基さんとキャラが似てるな”とか。

うちのお兄ちゃんたちに感じるようなものが、自然とあるのかもしれないです。

ーー今までそういう経験や感覚って、ありましたか?

いや、なかった! こんなに…、こんなに感じることはなかったかな。

ーー同じ“ダブルキャスト”の役柄だったことも、大きかったのかもしれませんね。

そうかもしれません。うん…。私も聖子さん（新妻聖子さん）とのダブルキャストじゃなかったら、こんなにもお2人と仲良くならなかったかもしれない。

ーー不思議な“縁”ですね。

うん…、本当に不思議な縁。。 でも、どちらとも今回の『王家』じゃなくても、絶対に出会っていたのかもしれない、って思うんです。

過去を振り返ると、私が“ウルトラマン”のお仕事をさせてもらったときとか。そのときのウルトラマンの声をやっていたのが、マモさんだったんです。

マモさんは、作品を見た上でのアフレコだったから、実際に会ってはいなかったんだけど。でも、過去に会おうと思ったら、会っていたかもしれないという…。

あと、オファーをいただいていたけど、出れなかった舞台に、元基さんが出演していた、とか。。

2人とは、偶然『王家』で出会えたけど、もしかしたら違うところでも、必ず2人に出会えてたのかもしれないって思えるんです。

「これは、デスティニーだ!! 」

って、3人で言ってます。あははははははは（笑）!!

元基さんも、ずっとミュージカル界で活躍されていて、ダブルキャストも経験されているけど、「皆が皆、作品を離れた後も、連絡を取ったりするわけではないし、マモ君はまた違う感じ」って、話してました。

ーーそういえば、宮野さんのラジオ番組に、平方さんがゲスト出演されている回を聞きました!