女性客ばかりの会場に満足げな佐藤健

 映画『何者』ガールズ試写会イベントが6日、東京都内で行われ、佐藤健、有村架純が登壇した。

 直木賞作家・朝井リョウの人気小説を映画化したこの映画は、就職活動を通して自分が何者かを模索する大学生たちの姿を、恋愛、友情、裏切りなど、リアルな日常を交えて描く青春物語。

 女性客ばかり142人が詰めかけた会場に、佐藤は「いやぁ、たまらんですなぁ」と喜びながら「今日しかできない話ができて、特別な夜になればいいなと思います」と宣言すると、ストーリーにちなんだ恋愛意識調査で、有村とともに自身の恋愛観を赤裸々に語った。

 「同じ人に2回以上告白したことがある」で26人が「イエス」と答えると、佐藤は「女性が頑張って言ってくれる姿勢はうれしいですけど、本来は男性からするものでしょう」と男気あふれる一面をのぞかせて断言。「付き合ってすぐ同棲するのはアリ」と32人が賛成すると、「絶対無理でしょう」と有村と同調し、「すぐには見せられない部分もあるだろうから、生活を一緒にするのは難しいんじゃないかな」と打ち明けた。

 さらに、19人が「友情よりも恋愛の方が大事だ!」と思っていることがわかると、「友人はわがままをわかってくれると思うから、僕は恋愛をちょっと重視する姿勢でいるのがほどよいと思います」と話し、女性陣をうなずかせた。

 この作品では「冷静分析系男子・拓人」「地道素直系女子・瑞月」など、登場キャラクターにキャッチコピーが付いていることから、有村も「私はマイペース系女子」とステッカーに書いて披露する場面も。ところが、佐藤はマイペースではなく「怠け者」と思っているようで、「すべての動きが若干遅い…、丁寧なんだよね」と暴露。それについて、「慌てたりもしますけど、慌てるといいことないんですよ。物を落としたりとか」と言い訳する有村だが、普通のことを言ってもかわいいだけで許される雰囲気に、佐藤は「ズルいですよね。(有村は)『ズルい系女子』だよ」とぶっちゃけ、笑いを誘っていた。

 映画は10月15日から全国ロードショー。

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