厚さ2ミリ、130型の8K有機ELディスプレイ

千葉・幕張メッセで10月4日から7日まで開催しているIT&エレクトロニクスの展示会「CEATEC JAPAN 2016」で、NHKは、韓国LGディスプレイ製の厚さわずか2ミリのシート型130インチ有機ELディスプレイを展示した。

NHKが推進する8Kのスーパーハイビジョンテレビの普及に向けて、室内でも設置が簡単な軽くて高精細なシート型のディスプレイを参考例として示した。

バックライトがなく自発光型の有機ELは、薄型化はもちろん、プロジェクターのように室内を暗くしなくても臨場感のある映像が楽しめる。

有機ELディスプレイ自体の厚さは1ミリで、その裏に1ミリのステンレス板を磁石で張り合わせているという。

映像処理は、NHKとアストロデザインの共同で開発を進めている。現在は4分割表示だが、今後は1枚のシートでの8K解像度の表示を目指す。