NTTドコモは、7月1日から、国際ローミング中のパケット定額サービス「海外パケ・ホーダイ」を適用する通信事業者を、「海外パケ・ホーダイ」適用対象国・地域の全通信事業者に拡大する。

「海外パケ・ホーダイ」は、2010年9月1日にスタートした海外向けパケット定額サービス。国内の「パケット定額サービス」「Xiデータ通信専用プラン」「定額データプラン」のいずれかを契約していれば、海外での国際ローミング中、1日あたり20万パケットまで最大1980円、20万パケット以降は最大2980円でパケット通信を利用できる。1980円、2980円の上限額到達までは従量課金制。iモード通信だけではなく、スマートフォン、データ端末などのデータ通信も対象で、申し込みは不要。

これまでは、「海外パケ・ホーダイ」適用対象国・地域の一部の通信事業者のネットワークを利用したパケット通信しか定額の対象とならないために、利用する際は、渡航先で手動で携帯電話のネットワーク設定を「海外パケ・ホーダイ」適用対象通信事業者に設定する必要があった。このため、誤って対象外の通信事業者に接続してしまうと、パケット定額サービスが適用されず、高額のパケット通信代を請求される恐れがあった。

7月1日以降は、「海外パケ・ホーダイ」適用対象国・地域の国際ローミングが可能な全通信事業者に適用されるので、ユーザーは渡航先で通信事業者を手動で設定する必要がなくなり、より簡単に、安心して利用できる。

あわせて、7月1日から、「海外パケ・ホーダイ」適用対象国・地域に、カンボジア、クリスマス島、ペルー、南アフリカ、スウェーデン、デンマーク、ブルガリアなど、21か国を追加し、合計85の国・地域に拡大する。今後さらに、対象国・地域を拡大していく。

なお、Xi契約者は9月30日(予定)まで、適用条件に該当していなくても「海外パケ・ホーダイ」を利用できる。