遠藤保仁(ガンバ大阪) (c)J.LEAGUE PHOTOS 遠藤保仁(ガンバ大阪) (c)J.LEAGUE PHOTOS

栄冠に輝くのは3年連続ファイナル進出のガンバ大阪か、3年ぶりに決勝進出を果たした浦和レッズか。『2016JリーグYBCルヴァンカップ』決勝のカードが決まった。

『ルヴァンカップ』決勝 チケット情報

10月5・9日に開催された準決勝は、対照的な内容となった。G大阪は初戦・ホームで横浜F・マリノスを圧倒しながらもスコアレスドロー、続くアウェイ戦で横浜FMに先制を許すも、遠藤保仁の同点弾が決め手となり、勝ち残りを決めた。

対する浦和は初戦・アウェイでFC東京に先制されるも高木俊幸、武藤雄樹のゴールで逆転、続く第2戦は興梠慎三のハットトリックで3-1。合計5-2と危なげなく勝ち上がりを決めたのだった。

浦和×G大阪と言えば、10月1日に行われた2ndステージ第14節が記憶に新しいことだろう。負ければ『明治安田生命2016Jリーグチャンピオンシップ』進出に黄色信号が点るG大阪が必勝を期して臨んだ一戦は、浦和が4-0で圧勝した。

高木が先制し、武藤が追加点を叩き込み、浦和が主導権を握る中、アデミウソンが一般退場に……。試合終盤に宇賀神友弥、ズラタンもゴールネットを揺らし、一方的な展開に終わった。試合後、長谷川健太監督が「レッズが前線からプレッシャーをかけてきた。ボランチのひとりは来ると思っていたが、ふたりがプレッシャーに来て、レッズの出足の早さに後手を踏んでしまった」と敗因を語れば、ペトロヴィッチ監督は「これまでのガンバ戦は我々が仕掛け、ミスし、カウンターで負ける展開が多かった。今日の規律は高いレベルだった。アグレッシブに戦い、運動量で上回った。ボールを持って仕掛け、ボールロストしないことを選手たちは実行してくれた」と勝因を明らかにした。

あれから、2週間。舞台は同じ埼玉スタジアム2002である。準決勝の戦いぶりを踏まえ、浦和有利が下馬評だ。だが、しかし、リーグ戦とカップ戦は別物というのがサッカー界の常識である。一発勝負のカップ戦では、リーグ戦の好不調が反映されないことが多々ある。

苦い思い出もある。ここ5シーズンのリーグ戦での直接対決の結果は4勝4敗だが、2014年のリーグ戦第32節や2015年の『チャンピオンシップ』準決勝、『天皇杯』決勝と重要な一戦でことごとく浦和はG大阪の軍門に下っているのだ。しかも、G大阪は『天皇杯』でもV2と、ノックアウト方式のトーナメントには無類の強さを発揮している。

G大阪の2年ぶり3度目の優勝か、浦和の13年ぶり2度目の優勝か。10月15日(土)・埼玉スタジアムでの『ルヴァンカップ』決勝のチケットは10月12日(水)午前10時より予約後の未引き換え分のチケットを販売。一般発売日に全席種が一旦販売予定枚数終了となったが、セカンドチャンスが到来。G大阪サポも浦和サポも、いざ埼スタへ!