「ドリンク」モードでは専用のドリンクボトルを使う

気温が下がり、空気が乾燥し始めました。これから冬に向けてお肌の悩みが出やすくなってきます。今回は私の悩み、「乾燥肌をなんとかしたい」の解決に向けて、スチーマーを使ってみたレポートをお届けします。

乾燥肌対策にスチーマーを使ってみよう!

涼しくなって夏のように汗をかくことは減ったのに、それでも夕方には顔がテカり、ファンデーションが浮いてメイクが崩れてしまう……。皮脂の多さが原因かと思い、スキンケアをさっぱりタイプに変えても、あぶらとり紙やティッシュでこまめに拭き取っても効果はさっぱり。ここでようやく、原因が肌の乾燥にあることを知りました。水分不足になったお肌を守るため、皮脂を多めに分泌し、それがテカりやメイク崩れの原因になっているそうです。

そこでクレンジングをオイルタイプからクリームタイプや美容液入りのものに変えたものの、効果はいま一つ。今年の冬を迎える前に本格的に乾燥肌対策をしようとスチーマーを使ってみました。

スチーマーといってもさまざまなものがありますが、そのなかで肌の引き締め効果もある温冷スチーマーを探しました。パナソニックの「スチーマー ナノケア」が人気ですが、私が選んだのはヤーマンの「ピュア水素水スチーマー」です。選んだ理由は後で説明しますね。

たっぷりのスチームが頭部全体を包み込む

さっそく、メイクを落としたお風呂上がりに使ってみます。まず、給水タンクに水を入れてセットします。入れる水はミネラルウォーターなど特別なものでなく、水道水でOK。主電源を入れると青色LEDが点滅し「スタンバイ」モードに。操作ボタンを押すと青色LEDが点灯し、濃い水素水を作る「高濃度水素」モードに切り替わります。

給水タンクの下部に水素生成の電極があり、ここから水素が発生します。給水タンクをみていると、電極から細かな泡が発生し、タンク全体に広がっていきます。水素生成中は給水タンクが青色に光るので、まるで水槽を覗いているかのよう。仕事終わりの疲れた心と目を和ませてくれる効果もありそうです。

約10分で給水タンク内が細かい泡でいっぱいになり「高濃度水素」モードが終了。次に、ボタンを押して緑色LEDが点灯する「温冷モード(ハリ・弾力SP)」モードに切り替えます。「温冷モード(ハリ・弾力SP)」モードは温スチームと冷風を組み合わせた温冷ケアモードです。

ちなみに、時間がない時は「高濃度水素」モードを飛ばして、いきなり「温冷モード(ハリ・弾力SP)」モードを使っても、きちんと水素は発生しますのでご安心を。

モードを切り替えると1分ほどでスチームが吹き出してきます。このスチームの量がとにかく多い! 顔全体、というより頭部全体をすっぽりと包むほどのスチーム量なのです。これが「ピュア水素水スチーマー」を選んだ理由です。

さらに、左右両サイドの吹き出し口からスチームが出るので、顔の中心だけではなくフェイスラインまでしっかり届くだけではなく、頭部、デコルテまで届く噴霧角度になっているので、他社のスチーマーと比べて広い範囲にたっぷりのスチームを浴びることができます。ふわふわと温かいスチームに包まれるのはとても心地いいです。

温冷ケアは夜と朝に、メイクが崩れにくくなった!

温スチームと冷風を交互に吹き出す「温冷モード」を使っていると、肌の血行がよくなっていくのか、ポカポカ温まるのを感じられました。スチーム後の肌はいつもよりもしっとりと柔らかくなっていました。

この「温冷」ケアは、朝のメイク前にも効果的です。黄色のLEDが点灯する「温冷モード(クイック温冷)」は、「温冷モード(ハリ・弾力SP)」の時間を約5分に短縮したモードです。短時間でも、温スチームと冷風を交互に浴びることで、化粧のりがよくなったような感じがしました。

その効果は、夕方に出ました。いつもはお昼を過ぎた頃からテカり始め、夕方にはメイクが浮いてしまっていたのに、夕方に一度皮脂オフをするだけですみました。クレンジングやスキンケアをあれこれ試したのですが、スチーマーを取り入れるだけでここまで変わるとは驚きです。

スキンケアでもう一つ効果的だったのが、クレンジングとスチーマーのダブル使いです。オイルクレンジングをやめ、クリームタイプを使うようになったのですが、何となくメイクが残っているような感じがしていました。けれども、メイクの上にクレンジングクリームを塗り、温スチームを当てながらマッサージすると、メイクがさっぱりと落ちました。

お肌に優しく、メイクもしっかり落とせて一石二鳥です。大容量ボトルのクレンジングクリームはコスパもいいので、高いオイルクレンジングから乗り換えれば一石三鳥になるかもしれませんね。

水素水で内側からケア、コスパもいい

最後に、私はあまり取り組んでいませんが、水素水が気になる人には、付属のドリンクボトルを差し込み、スタートすると約10分で水素水ができあがる「ドリンク」モードがおすすめです。

ボトルの中は泡で真っ白になっているので、炭酸水のようなイメージを持つかもしれませんが、飲んでみると水そのもの。飲みにくさはまったくありません。

お風呂上がりや起床時、運動の後などの水分補給を水素水に切り替えるといいでしょう。水道水から水素水ができますので、ミネラルウォーターを購入するよりもコスパがいいです。抜けやすい水素ですが、「できたて」ならしっかりと取り込めるはずです。(BCN・山下彰子)