5:「もう一人で歩けるでしょう!」→「抱っこして欲しいのね」

上手に歩けるようになった子どもは、おでかけのときも自分で歩きたがることが多いもの。しかし、しばらくすると、「抱っこ!」と言い始めるのはお決まりです。

自分自身も歩き疲れて、たくさんの荷物を持っているママはついつい強い言葉を放って子どもをひとりで歩かせようとしてしまいますよね。

そんなときに置き換えたい言葉は「抱っこして欲しいのね」という共感の言葉。

河村さんは「こんなとき、子どもは抱っこがして欲しいのではないのですね。お母さんの愛情が欲しいのです。」と語ります。

共感の言葉をかけることによって、「ママが自分をわかってくれた!」と子どもは安心するのだそう。

もし抱っこできない状況なら、「今荷物を持っているから、抱っこしたらママの腕が痛くなっちゃうよ」と素直に自分の気持ちを伝えてもOK!

ダメだとはわかっていてもイライラしていると、つい子どもに対してきつい言葉を言ってしまいがちです。そんなときは頭の中で、ちょっとシミュレーションしてみませんか?

子どもがこんなことをしたら、こんな言葉で置き換えてみよう、こんな風にしてあげよう、そうやって頭の中で練習したことを実際言葉に出すことができると、ママだって達成感でいっぱい!

まとめ

今回紹介した河村京子さんの『東大・京大生を育てた母親が教える つい怒ってしまうときの魔法の言い換え』(イースト・プレス)は、ありがちなママの怒りのシチュエーションを例に言い換えのポイントを教えてくれます。

まさに、子育ての参考書的な一冊です!

ライター&エディター。マーケティング、広告関係の職種を経て、出産をきっかけにライターに。現在は女性向けや子育て関連等のwebメディアでライター、エディターとして活動し、2歳児のマイペースな息子にのんびり育児を実践中。猫と焼肉とビールをこよなく愛するテンプレート小市民。