ステージでドラムパフォーマンスを披露したYOSHIKI

 ファッションイベント「Amazon Fashion Week TOKYO 2017 春夏」が17日、東京都内で行われ、スペシャルプログラムとしてX JAPANのYOSHIKIが手掛けるキモノブランド「YOSHIKIMONO」がオープニングステージに登場した。

 「YOSHIKIMONO」は呉服屋の長男として育ったYOSHIKIが“伝統と革新の融合”をテーマに立ち上げ、昨年10月に本格的なコレクションデビューを果たした。

 この日はYOSHIKIによるピアノ伴奏とバイオリニストの末延麻裕子氏のアンサンブルをBGMに、21ルックのラインナップがお披露目され、フィナーレでは再登場したYOSHIKIが雨を降らせる演出の中で力強いドラムパフォーマンスを披露した。

 YOSHIKIは「もともと呉服屋の息子で小さいころから母親が着る姿をずっと見てきたし、僕も子どものころは着てきた」といい、コレクションについては「オーソドックスなものとかなり崩した挑戦的なものもあって、去年のコレクションでは特に海外の方から絶賛されました。賛否両論はあると思いますが、今の人たちに興味を持ってもらう上ではいいんじゃないかと自分では思っています」と手応えをのぞかせた。

 「あくまで僕らはBGMで着物がメーン。なるべく目立たないようBGMに徹しようと思った」というYOSHIKIは、「3日前までフェスティバルをやっていて時間がなく、今日のピアノは即興。その場で作曲して弾きました。ドラムもほぼ即興です。ドラムが目立ってもしょうがないと思っていたので」と明かした。

 また、大雨が降る中で全身を濡らしてのパフォーマンスは着物を魅せるための演出だったようで、「なんで僕が濡れているのかは分からないですけど。ぶっつけ本番だったので、あんなにいっぱい降ってくるとは思わなかった。でも普段のステージの上は暑いので、涼しくて意外と気持ちが良かった」と語り、笑いを誘った。