Windows8に対応したスレートPC「ASUS Tablet 810」

【台北発】ASUSTeK Computer(ASUS)は、プレスカンファレンスでPCやタブレット端末、クラウドサービスなど数多くの製品をお披露目。ASUSの考えるこれからのサービス全体をアピールした。

●製品の多くが「トランスフォーマー」に

カンファレンスでは、ジョニー・シー会長が製品やサービスをプレゼンテーション。中心になったのはWindows 8搭載モデルだ。「Tablet 810」は、同社のトランスフォーマーシリーズ」同様、キーボード部が着脱できるタブレット端末。キーボードと接続すれば、ネットブックのように利用できる。CPUにはインテルのAtomを採用する。

また、消費電力を抑えるARM系CPUを搭載した「Tablet 600」も展示。こちらもキーボード部と液晶ディスプレイ部が分離するスタイルだ。OSには、Windows RTを採用する。

このほか、CPUにCore i7を搭載し、Geforceシリーズのグラフィックス機能を内蔵するモデルも展示していた。

●両面にタッチ液晶を搭載する「ASUS TAICHI」

カンファレンスの最後に紹介され、最も注目を集めていたのが、両面にタッチ液晶を搭載する「ASUS TAICHI」だ。光沢のある天板は、キー操作によって液晶画面として情報を表示する。もちろん、タッチ操作に対応している。

裏表の液晶画面はそれぞれ別の情報を表示することもできるので、キーボード側でオフィスソフトを操作しながら、反対側でウェブサイトを表示するといった使い方もできそうだ。

●大画面デスクトップもトランスフォーマー

ジョニー・シー会長自ら「世界最大のタブレット」と笑いながら紹介したのが、18.4型液晶を搭載した「ASUS Transformer AiO」。いわゆるオールインワン型の液晶デスクトップだが、ベースステーションにCore i7とWindows 8を搭載。さらに液晶ディスプレイ部にARMベースのCPUとAndroidを内蔵するデュアル構成を採用した。

液晶ディスプレイ部を取り外しても、Windows 8環境をリモート表示することができる。また、巨大なAndroidタブレットとしても利用できる。(デジタル&家電ライター・コヤマタカヒロ)

【「COMPUTEX TAIPEI 2012」現地レポート】

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